口永良部島の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 口永良部島 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯30度26.60分 東経130度13.03分 標高657m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
7月5日から9日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。
7月5日から9日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。
火山活動の状況及び予報警報事項
口永良部島では、火山性地震が概ね少ない状態で経過しています。震源は主に新岳火口付近の浅い所と推定されます。
火山性微動は観測されていません。
新岳火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上50mまで上がりました。
6日及び7日に実施した現地調査では、引き続き、新岳火口西側割れ目付近で地熱域を確認しました。
火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、少ない状態で経過しています。
GNSS連続観測では、島内の基線でみられていた2019年10月頃からの島内の伸びは、2021年2月頃から縮みに転じています。
新岳火口及び古岳付近での火山性地震は1日数回程度発生しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も1日あたり数十トンと少ないながら続いています。また、新岳火口西側割れ目付近では、地熱域が引き続き観測されています。
これらのことから、引き続き火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生するおそれがあります。
火山性地震の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。なお、これらの値は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山ガス(二酸化硫黄)
7月 5日 2回 -
6日 10回 -
7日 4回 30トン
8日 4回 -
9日15時まで 6回 調査中
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
火山性微動は観測されていません。
新岳火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上50mまで上がりました。
6日及び7日に実施した現地調査では、引き続き、新岳火口西側割れ目付近で地熱域を確認しました。
火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、少ない状態で経過しています。
GNSS連続観測では、島内の基線でみられていた2019年10月頃からの島内の伸びは、2021年2月頃から縮みに転じています。
新岳火口及び古岳付近での火山性地震は1日数回程度発生しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も1日あたり数十トンと少ないながら続いています。また、新岳火口西側割れ目付近では、地熱域が引き続き観測されています。
これらのことから、引き続き火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生するおそれがあります。
火山性地震の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。なお、これらの値は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山ガス(二酸化硫黄)
7月 5日 2回 -
6日 10回 -
7日 4回 30トン
8日 4回 -
9日15時まで 6回 調査中
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
防災上の警戒事項等
新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、16日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。