霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯31度56.81分 東経130度51.23分 標高1317m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
5月11日から5月14日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。
硫黄山では活発な火山活動が続いています。
えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
5月11日から5月14日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。
硫黄山では活発な火山活動が続いています。
えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
火山活動の状況及び予報警報事項
硫黄山では、4月27日以降、噴火は観測されていませんが、活発な噴気活動が続いています。
硫黄山の南側の火孔付近からは噴煙が最高で300mまで上がりました。硫黄山の西側500m付近からは噴煙が最高で200mまで上がりました。
火山性地震は、少ない状態で経過しています。浅い所を震源とする低周波地震が時々発生しました。火山性微動は観測されていません。
5月11日からの火山性地震(ごく微小な地震を含む)、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
5月11日 3回 ( 2回) 0回
12日 2回 ( 1回) 0回
13日 2回 ( 2回) 0回
14日15時まで 1回 ( 2回) 0回
()内はごく微小な地震
GNSS連続観測では、硫黄山近傍に設置したGNSSの基線で、硫黄山で2018年3月頃から山体の膨張を示す変動がみられていましたが、4月19日の噴火に伴い更に変動量が大きくなりました。その後、収縮に転じています。霧島山を挟む基線では2017年7月頃から基線の伸びが継続していましたが、2018年3月6日から7日にかけて急激な収縮が観測されました。その後、再び伸びに転じています。このことから、霧島山の深い場所で再びマグマが蓄積されている可能性があります。
硫黄山では、活発な火山活動が続いていることから、今後の火山情報に注意してください。
硫黄山の南側の火孔付近からは噴煙が最高で300mまで上がりました。硫黄山の西側500m付近からは噴煙が最高で200mまで上がりました。
火山性地震は、少ない状態で経過しています。浅い所を震源とする低周波地震が時々発生しました。火山性微動は観測されていません。
5月11日からの火山性地震(ごく微小な地震を含む)、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
5月11日 3回 ( 2回) 0回
12日 2回 ( 1回) 0回
13日 2回 ( 2回) 0回
14日15時まで 1回 ( 2回) 0回
()内はごく微小な地震
GNSS連続観測では、硫黄山近傍に設置したGNSSの基線で、硫黄山で2018年3月頃から山体の膨張を示す変動がみられていましたが、4月19日の噴火に伴い更に変動量が大きくなりました。その後、収縮に転じています。霧島山を挟む基線では2017年7月頃から基線の伸びが継続していましたが、2018年3月6日から7日にかけて急激な収縮が観測されました。その後、再び伸びに転じています。このことから、霧島山の深い場所で再びマグマが蓄積されている可能性があります。
硫黄山では、活発な火山活動が続いていることから、今後の火山情報に注意してください。
防災上の警戒事項等
えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、18日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。