全国の活火山の火山の状況に関する解説資料

全国の活火山の火山の状況に関する解説資料2012年10月24日18:00発表

本日、第１２４回火山噴火予知連絡会を開催し、全国の火山活動について検討を行いました。現在までの全国の火山活動の評価のほか、霧島山（新燃岳）及び桜島の火山活動について特に重点的に検討を行い、結果を以下のとおりとりまとめました。その他の火山については気象庁ホームページを参照ください。

火山活動の状況及び予報警報事項

霧島山（新燃岳）〔火口周辺警報（噴火警戒レベル３）〕については、別霧島山（新燃岳）の火山活動に関する検討結果」として取りまとめましで、霧島山（新燃岳）火山の状況に関する解説情報第８９号を参照くだ。桜島〔火口周辺警報（噴火警戒レベル３）〕昭和火口では、今期間も活発火活動が継続しました。今期間の噴火による噴煙の最高高度は火口縁上５００ｍ、大きな噴石が最大３合目まで達しました。また、火口周辺にまるごく小規模な火砕流が２回発生しました。

　地殻変動観測では、姶良カルデラ深部の膨張が引き続き観測されていますき続き活発な噴火活動が継続すると考えられますので、火山活動の推移意する必要があります。昭和火口及び南岳山頂火口から概ね２kmの範囲、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要。三宅島〔火口周辺警報（噴火警戒レベル２）〕では、やや多量の火山ガスが当分継続すると考えられます。引き続き、火口周辺に影響を及ぼす程噴火が発生する可能性がありますので、火口周辺では噴火に対する警戒要です。択捉焼山〔噴火予報〕では、８月に噴火が発生し、海抜約４，０００ｍのの噴煙が気象衛星で観測されました。