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口永良部島では、３日に新岳で噴火が発生しました。新岳火口から概ね２
ｋｍの範囲で噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要なこ
とから、同日、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを３（入山規制）に
引き上げました。また、マグマが関与した噴火が発生した場合、火砕流にも
警戒が必要なことから、７日に火口周辺警報（噴火警戒レベル３、入山規制
）を切り替えました。

　桜島では、爆発的噴火が発生するなど活発な噴火活動が継続しました。火
口周辺警報（噴火警戒レベル３、入山規制）が継続しており、昭和火口及び
南岳山頂火口から概ね２ｋｍの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する
大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

　西之島では、海上保安庁等の観測によると、噴火及び溶岩の流出が継続し
新たに形成された陸地の拡大が確認されています。西之島の中心から概ね６
ｋｍ以内の範囲では噴火に警戒してください。

　草津白根山では、３月上旬から湯釜付近及びその南側を震源とする火山性
地震が増加するなど、火山活動の活発化を示すデータが引き続き観測されて
います。湯釜火口から概ね１ｋｍの範囲では、小規模な噴火に伴う弾道を描
いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

　阿蘇山では、３０日に中岳第一火口で噴火が発生し、火山活動が高まった
状態となっていることから、同日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベル
を２（火口周辺規制）に引き上げました。中岳第一火口から概ね１ｋｍ範囲
では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

　霧島山（新燃岳）では、新燃岳の北西数ｋｍの地下深くにあると考えられ
るマグマだまりの膨張を示す地殻変動は、２０１１年１２月以降鈍化・停滞
していましたが、２０１３年１２月頃から伸びの傾向がみられます。また、
新燃岳に隣接する韓国岳周辺では、２０１４年２月頃から地震がわずかに増
加しています。火口周辺警報（噴火警戒レベル２、火口周辺規制）が継続し
ており、火口から概ね１ｋｍの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する
大きな噴石に警戒してください。

　諏訪之瀬島では、２８日から噴火活動が活発になりました。火口周辺警報
（噴火警戒レベル２、火口周辺規制）が継続しており、火口から概ね１ｋｍ
の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してくださ
い。

　蔵王山では、火山性地震がやや多い状況となり、火山性微動が３回発生し
ました。ただちに噴火する兆候は認められませんが、今後の火山活動の推移
に注意してください。
最新の噴火警報、噴火予報の発表状況は気象庁ホームページでご確認くださ
い。
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/