きょう13日 東京で2年ぶりに黄砂を観測 16日日曜は再び西から黄砂飛来か
2023年04月13日11:18
東京で黄砂観測は2年ぶり 4月の観測は16年ぶり
きょう13日(木)も、きのうに続き、北海道から九州の広い範囲に黄砂が飛来しています。
東京では午前6時30分に黄砂を観測しました。視程は10キロ以上です。
東京での黄砂の観測は、2021年の5月8日以来、2年ぶりで、4月の観測は2007年以来、16年ぶりのことです。
※視程とは、水平方向で見通しの効く距離です。
きょう13日 広範囲で黄砂の影響 あす14日はいったん落ち着く
黄砂の影響が続きますので、アレルギー疾患をお持ちの方は、症状が悪化するおそれがありますので、症状がひどい方は、なるべく長時間の外出を控えるなど、注意をした方がいいかもしれません。
また、車や洗濯物に黄砂が付着するなどの影響も予想されます。洗濯物は外干しを避けて、車はタオルなどでこすって汚れをとろうとせず、水洗いをした方が良いでしょう。
視程が5キロメートル未満となった場合には、交通への障害が発生するおそれがありますので、ご注意ください。
あす14日(金)にはいったん黄砂が落ち着きますが、16日(日)には、再び西から黄砂が飛来する予想です。
16日日曜 西から再び黄砂飛来か
今回ほど、濃い黄砂は予想されていませんが、九州から東海のあたりまで再び黄砂が飛来する予想が出ています。
黄砂によって、呼吸器や循環器に係る疾患をお持ちの方は、症状が悪化するリスクがありますので、ご注意ください。
黄砂とは
黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。
黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。