2023年「梅雨入り予想」 沖縄・奄美は平年より遅く 九州~東北は平年並み
2023年05月11日15:13
「梅雨入り」発表の基準は
天気図にも大きな特徴があり、本州付近には東西にのびる「梅雨前線」と呼ばれる前線が描かれるようになります。
梅雨に入るとともに、大雨による災害が発生しやすい時期になってきます。そこで、気象庁では、それまでの天候の経過と、1週間先までの予報をもとに「梅雨入り」の発表を行っています。
この先1週間の予報で、曇りや雨の日が多くなり始める頃に「梅雨入り」が発表されます。「雨がどのくらい降ったら」など雨量の基準はありません。「梅雨入り」が発表されたら、雨の降り方などに一層耳を傾けて、雨の情報に注意する必要があります。
今年の梅雨入り 沖縄・奄美は平年より遅い 九州~東北は平年並み
沖縄地方ではすでに梅雨入りの平年日を過ぎています。梅雨入り平年日は、沖縄地方で5月10日頃、奄美地方で5月12日頃となっていて、まだ梅雨入りの気配がありません。
ただ、5月下旬に入る前には前線の影響を受けて、沖縄・奄美は雨の降る日が多くなるでしょう。沖縄・奄美はこのタイミングで、5月中旬のうちに梅雨入りの可能性があります。
その後、梅雨前線の北上は早い傾向は見られないため、九州から東北にかけては、平年並みと予想されています。
6月上旬には、本州に梅雨前線が北上することが予想され、九州や中国、四国、近畿、東海、関東甲信で梅雨入りとなり、その後、東北や北陸でも6月中旬に梅雨入りとなるでしょう。
周期的に雨が降りやすくなってきましたので、大雨の備えは、早めに行うと良さそうです。