体に堪える寒暖差 また気温急降下 あす29日~寒気が長期滞在 冬の寒さが長く続く
2023年11月28日18:18
今夜~あす29日 真冬並みの寒気が南下 12月1日頃まで長期滞在
上の図は、上空1500メートル付近の寒気の予想図です。
北海道でマイナス12℃以下、東北には平地で雪の目安となるマイナス6℃以下の強い寒気が流れ込む見込みです。
なお、北日本の上空約5000メートル付近には、マイナス39℃以下の平地にも大雪をもたらすレベルの強い寒気が流れ込むでしょう。
あす29日(水)にかけて、北日本の日本海側は広い範囲で雪が降り、29日(水)夜のはじめ頃にかけて、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要です。山は大雪となり、東北の太平洋側など平地でも雪が降り、積雪の恐れがあります。
12月1日(金)頃にかけて、冬型の気圧配置が続きます。これまでは寒気が流れ込んでも一時的でしたが、今回は長く居座る見込みです。
北日本の日本海側は断続的に雪の降る日が続き、30日(木)にかけて、雪の量が増える恐れがあります。交通の影響など、情報に注意してください。また、週末にかけて、全国的に寒い日が多くなるでしょう。
東京都心 ここ1週間の気温が乱高下
上空を流れる偏西風が大きく南北に蛇行していて、暖気と寒気が日替わりで流れ込んでいるためです。
東京都心の1週間の最高気温の変化を見ても、24日(金)は24.2℃と夏日手前まで気温が上がりましたが、その2日後の26日(日)には9.5℃。この日の最高気温は未明に観測されており、日中は7℃前後で経過し、真冬の寒さとなりました。また、その2日後のきょう28日(火)は22.5℃まで上がり、10月中旬並みの暖かさとなっています。
厳しい寒さで師走スタート
全国的にあす29日(水)から気温がぐっと低くなり、風が冷たく、冬の装いが欠かせない寒さとなりそうです。
30日(木)は北日本でさらに気温が下がり、12月1日(金)は、関東など東日本や西日本で寒さの底となるでしょう。
師走スタートは、全国的に厳しい寒さになりそうです。
また、12月が始まると同時に、朝晩の冷え込みが一層厳しくなり、東京都心で5℃を下回る日が続くでしょう。これまでよりも寝具を暖かくするなど、寒さ対策をなさってください。
寒い日は家の中でも大きな気温差が発生しますので、注意してください。お風呂に入る際には、脱衣所で暖房を使用したり、入浴前に浴室を暖めるなど、できるだけ一定の温度を保ち、寒暖差によって体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しにくくなるようにしましょう。