明日7日にかけて荒天警戒 西から雷雨や突風恐れ 沿岸は暴風 北日本は猛吹雪の所も
2023年12月06日18:31
明日7日にかけて寒冷前線が通過 広く大気不安定
低気圧や前線に向かって南から暖気が流入し、上空約5500メートル付近にはマイナス24度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込むため、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
低気圧は東に進むにつれて発達する見込みで、北日本を中心に風が強まる見込みです。
明日7日 雷雨や突風恐れ 沿岸は暴風警戒 北海道は次第に猛吹雪も
今夜から明日7日朝にかけて、九州北部や山陰は突然ザっと雨が強まったり、雷雨になる所があるでしょう。西日本の太平洋側も一時雨が強まる所がありますので、変わりやすい天気にご注意ください。なお、明日7日は西日本の広い範囲に黄砂が飛来する予想が出ているため、黄砂まじりの雨になる可能性があります。外出の際は、お気に入りの洋服などは避けた方が良いでしょう。念のため、交通への影響などにもご注意ください。
北陸は朝から断続的に雨で、東北の日本海側も午前中から雨になりそうです。雷を伴った強い雨が降ったり、竜巻などの激しい突風、ひょうが降る恐れもあります。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、早めに安全な建物に移動するなど天気の急変に十分注意をしてください。また、沿岸を中心に強い風に注意、警戒をしてください。
北海道の日本海側は午後から広く雨や雪で、夜になるほど雪のエリアが広がる見込みです。風も強く、猛吹雪になる恐れもあります。暴風や暴風雪によって、交通機関に乱れが出ることも考えられますので、十分注意をしてください。
東海や東北から北海道の太平洋側も所々で雨が降るでしょう。
関東は広く晴れて、最高気温は20℃前後まで上がる見込みです。
前線通過後は寒気流入
上のグラフは明日7日にかけての東京、大阪、札幌の気温変化です。
明日7日の最高気温は、全国的に平年より高く、東北や北海道は平年より5℃から10℃も高くなる見込みです。雪の多い所では雪崩や落雪に注意が必要です。
寒冷前線が通過すると、北西から西寄りの風が強まり、北日本の上空に寒気が南下する見込みです。西日本や北日本を中心に、朝よりも夜の方がかなり寒く感じられそうです。気温が低くなる上に、風が強く体感温度がぐっと下がりますので、夜の寒さを想定して、暖かい服装でお出かけください。