最新の桜開花・満開予想 北日本の桜開花は平年より早まる 東京は明日4日に満開予想
開花・満開の傾向
東京では平年より5日遅く、昨年より15日も遅い3月29日の開花となりました。開花目前の寒の戻りや、休眠打破の遅れが想定よりも強く影響したとみられ、西日本・東日本の広い範囲で平年並みか平年より遅い開花となった地点が多くなっています。
なおこの先、北日本では気温は平年より高く推移する見込みです。そのため桜の花芽は順調に生長し、開花・満開ともに、平年より早いところが多く、かなり早くなるところもあるでしょう。
桜開花前線は北上を続け、4月10日には秋田で、16日には青森で開花する見込みです。4月下旬には北海道へ到達し、札幌では24日に開花となるでしょう。
また、桜の満開は、3月30日の愛媛県宇和島※1から始まり、4月3日12時までに10地点で満開を迎えています。この先、4月上旬は九州から東北南部にかけての広い範囲で満開ラッシュとなり、北海道でも4月中に満開の便りが届く地点があるでしょう。
【※1】宇和島は気象台の標本木ではなく、自治体・公園などの協力機関から観測データを得ている日本気象協会の独自地点です。
東京 明日4日に満開予想
写真は昨日2日の東京・靖国神社のある桜の標本木の様子です。だいぶ蕾がほころんで、見頃に近づいてきました。
東京の桜の満開予想日は明日4月4日です。この先1週間、晴れの天気が長続きしないため、お花見の計画は、天気予報をこまめにご確認ください。
言葉の説明
かなり早い :平年よりも7日以上早い
早い :平年よりも3日から6日早い
平年並 :平年との差が2日以内
遅い :平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い :平年よりも7日以上遅い