ラニーニャ現象の冬 当初とは違う見解が出てきました クリスマスや年末の傾向
2021年11月29日18:06
2つの偏西風
これら2つの偏西風がともに日本付近で南へ蛇行すると、顕著な低温をもたらします。
ラニーニャ現象の影響 中緯度帯の偏西風は日本付近で南へ蛇行
12月初め 高緯度帯の偏西風も南へ蛇行
12月初め、寒気が流れ込むタイミングは2回、12月1日頃と4日頃です。
30日から12月1日にかけて、低気圧が発達しながら、日本海からオホーツク海に進むでしょう。低気圧から延びる寒冷前線が日本列島を通過し、広く雨が降る見込みです。前線の通過後は、この時期としては強い寒気が、西周りで流れ込み、2日頃を中心に、北海道や東北、北陸は雪が降るでしょう。九州では年末年始頃の寒さになる見込みです。
4日頃は、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になり、北から寒気が流れ込むでしょう。4日頃を中心に、北海道や東北、北陸は雪が降る見込みです。
4日頃の寒気流入のあと ラニーニャ現象の影響 当初と違う見解
29日の最新の資料では、違う見解がでてきました。4日頃に寒気が流れ込んだあとは、インドネシア付近で対流活動が活発でなくなり、偏西風の北への蛇行が、インドやチベット付近から次第に東へ移ると予測している資料があります。このような場合は、日本付近へ寒気が流れ込みにくくなります。そればかりか、全国的に高温傾向に転ずることも考えられます。
クリスマスや年末年始どうなる? 今のところの資料で年始にかけての傾向
予報に大きな幅がある状況になってきています。今後、最新の気象情報をご確認ください。