台風25号 沖縄の南に 沖縄や奄美は高波に注意 偏西風が蛇行し日本付近に寒気流入
台風25号 沖縄の南~フィリピンの東を進む
沖縄・奄美 高波に注意
台風25号 チベット付近の高気圧を強める 偏西風が蛇行し日本に寒気流入
一番上の図は、旅客機が飛行する高さの大気の状態を示しています。
台風25号が進む沖縄の南からフィリピンの東では、青色のエリアで、上昇気流になっています。この青色のエリアから大気の流れを示す矢印が外側を向いており、チベット付近で大気の流れが集まっています。大気が集まっているチベット付近は、オレンジ色のエリアで、下降気流になっています。これは、台風25号は、チベット付近の高気圧を強める一つの原因ともいえます。
今後、チベット高気圧は勢力を強め、偏西風が蛇行するでしょう。日本付近では偏西風が南へ下がり、寒気が流れ込みやすくなります。
さしあたり14日から15日頃は、日本付近は冬型の気圧配置になり、西回りで強い寒気が流れ込むでしょう。北海道から中国地方の日本海側を中心に雪が降る見込みです。北海道や東北の日本海側、北陸を中心に大荒れや大しけの恐れがあり、大雪の可能性もあります。
クリスマスや年末年始にかけても、日本付近には寒気が、強弱を繰り返しながら、流れ込みやすい状態が続くことが考えられます。