あす名古屋・岐阜・甲府39度予想 熱中症に警戒 「危険な暑さ」いつまで
2020年08月14日16:34
「厳しすぎる暑さ」 原因は?
暑さの原因は、南にある「太平洋高気圧」です。この太平洋高気圧の勢力が強く、本州付近には暖かい空気が流れ込んだことによって、西日本や東日本では、13日夜から14日朝にかけても気温があまり下がらず、14日は早い時間から暑くなりました。さらに、14日の日中は、たっぷりの日差しが降り注いだことによって、気温がグングン押し上げられたのです。
15日も「体温以上の暑さ」続出 猛暑日地点は今年最多か
さらに、名古屋や岐阜、甲府では、最高気温が39度まで上がり、体温をはるかに超える暑さでしょう。
関東から西では、熱中症は「厳重警戒」を通り越して、一番上の「危険なレベル」です。こまめな水分補給はもちろん、大量に汗をかいたら塩分も補給しましょう。年配の方や幼いお子さんは、周りの方が特に気を配ってあげてください。部屋の中でも、無理は禁物です。適度に冷房や扇風機を使って、なるべく涼しくしてお過ごしください。
さらに、今年は、新型コロナウイルス対策を心がけながら、熱中症への対策も求められています。人との距離が2メートル以上取れる場合は、適宜、マスクを外して、できるだけ涼しい所で休憩してください。
「猛烈な暑さ」いつまで? ポイントは?
この先の予報を見てみますと、来週にかけても、西日本や東日本では、最高気温が35度くらいまで上がる日が続くでしょう。気象庁が発表した、最新の「1か月予報」では、9月中旬にかけて、全国的に「高温が続く」と予想されています。
この先のポイントは「猛烈な暑さ」が「長く続く」ことです。暑さが長引くことによって、体に疲れが溜まりやすくなることが心配されます。さらに、関東から西では、来週にかけて、昼間だけでなく夜も暑いままで、熱帯夜(夜間の最低気温が25度以上)の所が多いでしょう。睡眠不足は、熱中症にかかりやすくなる原因の一つです。夜間の熱中症にも、十分お気を付けください。