東北の太平洋側 今夜にかけて再び大雨のおそれ 土砂災害など警戒
2022年07月22日11:04
東北の太平洋側 雨雲が発達中
22日金曜は、その東北の太平洋側で、また雨が強まってきました。
22日金曜、雨雲レーダーを見ますと、10時20分現在、東北の太平洋側では、すでに、あちらこちらに発達した雨雲が確認できます。宮城県女川町では、9時50分までの3時間に36.0ミリの雨を観測しました。
今回の大雨の特徴は? 予想降水量は?
今回の大雨の特徴は、東北では、あまりないほどの「かなり暖かく湿った空気」が、南からどんどん流れ込むということです。
「暖かく湿った空気」は大雨のもとになりますし、南からどんどん流れ込むことで、今夜にかけて、宮城県~岩手県沿岸南部などの南に開いた地形の所や、南向き斜面では、地形の効果により、局地的に雨雲が発達することが考えられます。
22日6時から23日6時までに予想される24時間降水量は、東北太平洋側の多い所で、100ミリとなっています。
夜遅くにかけて、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に、警戒してください。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。