きょう2日 北海道と東北は猛吹雪でホワイトアウトも 交通障害に警戒
2023年02月02日07:02
積雪が急増 台風並みの暴風も
北海道では、きのう1日(水)から雪や風が強まり、きょう2日(木)午前6時までの24時間に降った雪の量は、札幌市郊外の小金湯で37センチ、登別市と十勝地方の広尾町で32センチなどとなっています。北または西よりの風が強く、午前1時頃にえりも岬では、最大瞬間風速32.2m/sを観測するなど、局地的に看板が落下するほどの非常に強い風が吹いています。(数値はいずれもアメダス速報値)
ホワイトアウトの恐れ 猛吹雪に警戒 海は大しけ
北海道では、このあとも断続的に雪の降り方が強まるでしょう。昼過ぎにかけて、オホーツク海側や太平洋側を中心に、台風並みの暴風が吹き荒れ、見通しが全くきかないほどの猛ふぶきとなるおそれがあります。大雪や猛ふぶき、吹きだまりによる交通障害に警戒してください。電線や樹木に着雪し、電線が切れて停電するおそれもあります。停電への備えもなさってください。
<風の予想>
きょう2日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、いずれも、西または北西の風で、
日本海側陸上:15メートル(30メートル)
日本海側海上と太平洋側陸上、オホーツク海側の陸上:18メートル(30メートル)
太平洋側海上とオホーツク海側海上:25メートル(35メートル)
<波の予想>。
きょう2日予想される波の高さ
日本海側:4メートル
太平洋側とオホーツク海側:6メートル
<雪の予想>
あす3日6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
日本海側:40センチ
太平洋側:30センチ
オホーツク海側:20センチ
東北や新潟県も吹雪に注意
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。