九州 台風10号 経験ないような暴風・大雨・高波・高潮発生のおそれ
2020年09月05日11:47
台風10号の動向
最大瞬間風速50メートル以上の暴風
最大瞬間風速が60メートル以上の風が吹くと、一部の住宅が倒壊したり、車が横転したり、電柱の倒壊、倒木による道路寸断や建物倒壊などが起こるおそれがあります。また、長時間の停電やガラス窓の破損などが予想されます。
家の周囲を点検をし、早めに屋根や窓の補強したり、飛ばされやすいものは固定や室内に入れておきましょう。
接近前から雨 7日にかけて記録的な大雨に
6日(日)~7日(月)は台風本体の非常に発達した雨雲がかかり、7日にかけて各地で記録的な大雨となり、九州南部の多い所では800ミリに達するおそれもあります。
沿岸部や河口付近は高潮危険
今から21年前の1999年9月24日、台風18号が強い勢力で九州北部地方へ上陸し、熊本県不知火町松合地区では顕著な高潮災害が発生して多くの犠牲者がでました。満潮時刻の2時間前に最高潮位となり甚大な災害が発生しています。
台風接近時は、満潮時間帯にかかわらず高潮による浸水や冠水に警戒をする必要があります。
海上は猛烈なしけ
停電や断水に備えて
停電や断水に備えて、懐中電灯、携帯ラジオ、電池の準備、携帯電話の充電器、数日分の食料品や水の準備などをしておきましょう。避難所などに行く際はマスクや消毒液、体温計などがあるとよいでしょう。また、台風接近前にはお風呂に水をためておくと、いざという時に役立ちます。
経験がないような災害が発生するおそれがありますので、できる限りの備えをしておき、台風が接近する前に身の安全が確保できる場所に移動しておきましょう。そして、台風が接近したら外にでないようにして、大切な命を守って下さい。