今夜は中秋の名月 西日本を中心にみられるところ多い 関東周辺では“中秋無月"に?
西日本中心に晴れて真夏日続出 北海道は気温差大きい
北海道は、昨日との気温差に注意が必要です。午後もおおむね晴れる見込みですが、上空には寒気が流れ込んできます。札幌市では最高気温は17℃の見込み。昨日より10℃も低く、秋本番の肌寒さとなりそうです。
一方、関東や東海は午後、雲が広がりやすく、にわか雨の可能性があります。降り方が極端に強まることはなさそうですが、お出かけには折りたたみの傘があると安心です。また東京都心では日ざしが途切れがちでも気温が30℃まで上がり、真夏日予想。湿度も高く、蒸し暑く感じられそうです。そして夜にかけても厚みのある雲が広がり、名月は雲の向こう側。「中秋無月」となりそうです。
今夜は「中秋の名月」と「土星」の共演も
そもそも日本の「中秋の名月」は農業の行事と結びついていました。かつては収穫したばかりの里芋をお供えしていたことから、「芋名月」という別名も。またほかにも変わった呼び方もあり、例えば「三五の月」。これは言葉遊びからきています。三と五を掛け合わせると「十五」になることから「十五夜」のことを表しているとされています。また変わったものでは、旧暦8月15日は決まって仏滅に当たることから「仏滅名月」という呼び方も。
天気に関係した呼び方もあり、雨で名月が見られないことを「雨名月」。曇って月が隠されてしまうことを「中秋無月」と表現しました。昔の人は、雲の向こう側の月を想像して「お月見」を楽しんだのかもしれません。
