中国地方は平年より早い梅雨入りか? 曇りや雨の日が多くなる 雨の季節へ備えを
中国地方の向こう一か月(5/17~6/16)
この先、中国地方(山口県を含む)は平年より早い梅雨入りの可能性があります。
梅雨入りが早くても梅雨明けが早いとは限らない

中国地方は、1951年の統計開始以来、最も早い梅雨入りが1963年の5月8日ごろ、次が2021年の5月12日ごろです。
九州北部地方の最も早い梅雨入りは2021年の5月11日ごろで、次が1954年の5月13日ごろです。今年(2025年)の梅雨入りも平年より早まる可能性があります。
また、梅雨入りが早くても梅雨明けが早いとは限りません。中国地方で梅雨入りが早かった1951年の梅雨明けは7月13日ごろで、梅雨期間は66日間と平年(43日間)よりかなり長くなっています。今年は平年より長い雨の季節となる可能性があります。雨の季節が始まる前に、備えておきましょう。
ムシムシ・ジメジメ 熱中症や食品の管理に注意
また、夜間は気温が下がりにくく、寝苦しくなるでしょう。薄手の布団に変えたりするなど、就寝環境を整えておいてください。
食品は傷みやすくなるため、食材やお弁当の温度管理を徹底するなど注意が必要です。
梅雨入り前にしておきたい準備

①布団干しや洗濯
布団やシーツなど大きなものは、すっきり晴れる日に干しておきましょう。
結露で湿りやすいカーテンもカビ対策に洗っておくとよさそうです。
②水回りのそうじ
お風呂や洗面所、キッチンなどはカビが生えやすい場所です。晴れて空気の乾燥した日にそうじをしておきましょう。
排水溝やタイルの目地などを漂白しておくとよさそうです。
③換気
押し入れや下駄箱などは普段から湿気がたまりやすい場所です。晴れた日に扉を開け、中の湿気を追い出しましょう。
扇風機で空気を送ると効率的に換気できます。仕上げに吸湿材を入れると湿気を予防できます。
④大雨の備え
梅雨の大雨に備え、自宅や学校・職場などの近くの危険な場所や避難場所をハザードマップで確認しましょう。
側溝の掃除や、避難用品の確認も大切です。着替えは夏物か、食品の期限なども見ておきましょう。
梅雨の季節を少しでも快適に、そして、安全に過ごすために、参考になさってください。