9日は全国的に雨 土砂降りの所も 晴れる日は紅葉狩り日和も寒暖差に注意
9日(日)は広い範囲で雨 北陸を中心に土砂降りの雨
明日6日(木)は北海道の北を低気圧が通過し、冬型の気圧配置になるでしょう。上空には寒気が流れ込んでくるため、北海道は雨から次第に雪に変わる所もありそうです。東北北部でも標高の高い所では雪が降ることもあるでしょう。路面状況の変化にご注意下さい。
9日(日)は、本州付近を低気圧や前線が通過するため、全国的に雨が降るでしょう。関東は夜中に雨が降り、10日(月)の明け方まで雨が降りそうです。
前線が通過するタイミングで、雨の降り方が強まる所があるでしょう。特に、北陸で土砂降りの雨になる所もありそうです。
沿岸部を中心に風が強まり、横殴りの雨になる所もあるでしょう。お出かけにはあいにくの天気になります。車を運転される方は、見通しが悪くなるため、いつも以上に安全運転を心がけてください。
紅葉狩り日和はいつ? 標高の高い所や夜は暖かい服装で
東北から関東甲信、北陸では紅葉の見頃を迎えている所があります。青空と紅葉のコントラストを楽しむことができるでしょう。標高の高い所や、夜に紅葉を見に行かれる方は、グッと冷えるため暖かくしてお出かけください。
高尾山(東京都)や、袋田の滝(茨城県)、小原(愛知県)、明治の森箕面国定公園(大阪府)、瀬戸川渓谷(高知県)などで色づき始めています。この先は、朝晩が冷え込む日(紅葉は1日の最低気温が8℃を下回ると進む)もあるため、市街地でも色づき始める所があるでしょう。
晴れる日を中心に朝晩は冷える 一日の中での寒暖差に注意
夜の時間が長くなる上に、穏やかに晴れる日は「放射冷却」が強まります。朝晩と昼間の気温差が大きくなるため、服装でうまく調節しつつ、体調管理にご注意ください。
また、8日(土)頃は上空に寒気が流れ込むため、冷え込みが強まりそうです。東京や大阪でも10℃くらい、本州でも内陸を中心に5℃前後まで下がるでしょう。室内でも暖房器具が必要なくらいです。暖房器具を使うと、湿度が低くなるため、湿度の調節を適切に行いましょう。
放射冷却とは
「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。
例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。
放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。
