年明け 元日の夜から寒波が襲来 日本海側は大雪の恐れ Uターンへの影響に警戒
今回の寒気の強さは?
上空5000メートル付近でマイナス36℃以下と大雪をもたらすような寒気は、新潟県などに記録的な大雪をもたらした12月18日~19日、22日~24日ほどは南下しない見込みです。ただ、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気(平地に雪を降らせる目安の寒気)は、本州付近を覆うでしょう。
日本海側は大雪の恐れ
2日から3日は北海道の日本海側から北陸にかけては広い範囲で雪が降り、山沿いを中心に大雪となる恐れがあります。平地でも降り方が強まる所があり、積雪が増えるでしょう。風も強まり、荒れた天気となる恐れもあります。Uターンなどで、移動の多い時期ですが、交通機関に影響のでる可能性もありますので、交通情報にも注意が必要です。近畿北部から山陰でも所々で雪が降るでしょう。積雪や路面の凍結にご注意ください。
太平洋側の各地はおおむね晴れますが、冷たい北風が吹きつけるでしょう。寒さ対策を万全になさってください。
冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」

(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。