17日から強烈な寒波が長期滞在 ピークは2回 警報級の大雪や暴風雪の恐れ
強烈な寒波が長く居座る
今回の冬の嵐の特徴は以下の通りです。
①前回の立春寒波と同様に寒波が強弱を繰り返しながら長く居座ります。24日(月)振替休日にかけて影響が長引く恐れがあります。
②寒波のピークは2回で、18日(火)から19日(水)頃にかけてと22日(土)から23日(日)頃にかけてとなりそうです。
③18日(火)にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が発生し、北陸を中心に短時間に降雪量が多くなる恐れがあります。
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。
警報級の大雪の恐れ
22日(土)から23日(日)頃は再びピークを迎えるため、さらに積雪が急増する可能性があります。
全国的に風が強く 東北で暴風雪の恐れ
ドカ雪やホワイトアウトとなる可能性があり、車の立ち往生や列車の遅れなど交通障害に警戒が必要です。また、これまで積もった雪の上に、新たに雪が積もることで滑り落ちる「表層なだれ」が発生しやすくなります。なだれや屋根からの落雪にも注意が必要です。
真冬並みの厳しい寒さに
最低気温は東京都心から福岡市でも0℃くらいまで下がり、名古屋市では冬日になる日が多くなりそうです。体調管理にも注意が必要です。
風雪・大雪・低温に伴うリスク
(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。
(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。