新たな「台風」発生へ フィリピンの東の熱帯低気圧が発達予想 沖縄は強雨や高波注意
気象庁はフィリピンの東の熱帯低気圧が、今後、台風になる見込みと発表しています。台風に変わる熱帯低気圧は今後も西よりに進み、フィリピンを通過したあと、南シナ海へ進むでしょう。日本列島に直撃する可能性は低い見込みです。ただ、沖縄はうねりが入り、波が高まったり、台風周辺の湿った空気の影響で、雨が強まったりする可能性があります。
新たな「台風」発生へ 沖縄は間接的な影響か
今日17日、気象庁はフィリピンの東の熱帯低気圧が、今後、台風になる見込みと発表しています。台風に変わる熱帯低気圧は、今後も西よりに進み、19日(日)頃にフィリピンを通過したあと、20日(月)以降は南シナ海へ進むでしょう。
日本列島に直撃する可能性は低い見込みです。ただ、台風の進路や発達具合によっては沖縄では先島諸島を中心にうねりが入り、波が高くなる可能性があります。また、19日(日)頃から台風周辺の湿った空気が沖縄付近に流れ込み、雨脚の強まることがあるでしょう。
10月はまだ台風シーズン
台風の平年の発生数は10月は3.4個と、まだ台風の発生しやすい時期です。また、台風の平年の日本への接近数は1.7個と、日本列島に影響を与えることもたびたびあります。秋台風は発達しやすく、早いスピードで日本に近づいてくるという特徴もあります。
次の台風が発生すると、今月4個目の台風発生となります。新たに発生するとみられる台風は列島への直撃はない見込みですが、日本の南の海面水温は平年より高く、30℃以上となっており、台風の発生しやすい状況です。まだ台風シーズンですので、南の海上から目が離せない状況が続きそうです。