台風22号 八丈町に大雨特別警報発表中 総降水量が350ミリ超える 最大級警戒を
八丈島では記録的大雨 土砂災害などに警戒
伊豆諸島南部では今日9日明け方から朝にかけて、線状降水帯が発生しました。八丈町付近では猛烈な雨が降ったとみられ、相次いで記録的短時間大雨情報が発表されました。
24時間降水量は、八丈島で午前10時30分までに356.5ミリを観測し、この地点としては2003年の統計開始以来、最も多くなりました。また、八丈島空港では午前10時40分までに262.5ミリと、2003年の統計開始以来、10月として最多となりました。
また、猛烈な風も吹き、最大瞬間風速は、八丈島で54.7メートル、八丈島空港で54.0メートルを観測しました。
八丈町には大雨特別警報が発表中 最大級の警戒を
気象庁は今日9日午前11時45分、伊豆諸島に発表していた暴風・波浪特別警報を、強風注意報・波浪警報に切り替えましたが、八丈町には引き続き、大雨特別警報が発表されています。
台風は伊豆諸島の東に抜けつつありますが、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や、川の水位が高くなっている所があります。引き続き、土砂災害に最大級の警戒をし、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
また、伊豆諸島や関東の海上では今日9日夕方にかけて非常に強い風が吹く見通しです。強風に注意が必要です。さらに伊豆諸島や関東の海上では、猛烈なしけや大しけとなる見込みです。高波に厳重に警戒してください。
今日9日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
伊豆諸島 30メートル (45メートル)
関東の海上 25メートル (35メートル) です。
今日9日に予想される波の高さは、
伊豆諸島 10メートル うねりを伴う
関東 7メートル うねりを伴う となっています。
台風の大雨 土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
