台風10号はゆっくり北上 関東や東海、近畿は大雨に 引き続き土砂災害等に厳重警戒
2024年09月01日05:41
台風10号はゆっくり北上
台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、関東や東海、近畿では雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所もあるでしょう。雨が長い期間続いていますが、この24時間にも三重県大紀町の藤坂峠では250ミリを超える雨が降っています。また、静岡県や神奈川県を中心に土砂災害の危険度が高くなっている地域もあります。少しの雨でも災害が起こる可能性があります。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
予想される降水量
1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量は多い所で
東海 200ミリ
近畿 150ミリ
関東甲信 120ミリ
北陸 80ミリ
その後、2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は多い所で
東海 100ミリ
北陸 80ミリ
大雨が発生 とるべき対応は
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。