強烈寒波がやってくる 1か月予報
来週中頃にかけては高温傾向の所が多いですが、来週末は西から強い寒気が流れ込んで、一気に真冬の寒さとなるでしょう。最新の1か月予報をもとに、2月前半にかけての天候の特徴についてまとめました。
1週目(1/19~25) 高温傾向続く
来週にかけての気温は、北日本では平年並みで、厳しい寒さの日が多い見込みです。東日本や西日本、沖縄・奄美は平年より高く、寒くなっても長続きしないでしょう。北・東・西日本の日本海側では雪や雨の降る日が続き、特に20日から21日にかけては荒れた天気となって降り方が強まりそうです。北日本の太平洋側は気圧の谷の影響を受けやすいですが、東日本から西日本の太平洋側は晴れる日が多い見込みです。空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いに注意が必要です。また、インフルエンザが猛威をふるっていますので、手洗いなどの予防を徹底してください。沖縄と奄美は寒気や湿った空気の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。
2週目(1/26~2/1) 一転、低温傾向に
来週末からは一転、西から強い寒気が流れ込みます。気温は、北日本は平年並みですが、東日本や西日本、沖縄・奄美は平年より低いでしょう。1年の中でも寒さが最も厳しくなる時期であるうえに、高温傾向の1週目との気温差も大きく、体にこたえそうです。気圧の谷の影響を受けやすい北日本では、日本海側は雪や雨の日が多く、太平洋側も晴れの日が少ない見込みです。東日本や西日本では冬型の気圧配置が強まりやすく、日本海側では曇りや雪、雨の日が多い一方で、太平洋側は晴れの日が多いでしょう。日差しが届いても強い季節風の吹く日が多く、寒さに拍車をかけそうです。沖縄・奄美は寒気の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
3~4週目(2/2~15) 寒気の影響続く
2月前半の気温は平年並みの所が多いでしょう。立春を過ぎても、まだまだ厳しい寒さの日が多くなりそうです。沖縄・奄美は平年並みか高く、春の気配を感じられる日もあるでしょう。北日本は気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。日本海側は平年に比べ曇りや雪の日が多く、太平洋側は晴れの日が少ない見込みです。東・西日本の日本海側では曇りや雪または雨の日が多く、東・西日本の太平洋側は晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美は曇りや雨の日が多い見込みです。
降水量・日照時間・降雪量は
向こう1か月の降水量は、北日本と東日本の日本海側は平年並みか多く、東・西日本の太平洋側は平年並みか少ないでしょう。日照時間は北日本の太平洋側と、東日本の日本海側で平年並みか少ない見込みです。降雪量(日本海側のみ予報)は、東日本の日本海側で平年並みか多いでしょう。
北日本=北海道、東北
東日本=関東甲信、東海、北陸
西日本=近畿、中国、四国、九州(奄美を除く)