冬なのに高温傾向続く 雪は少ない 1か月予報
1月は寒気の影響が弱く、暖冬傾向が続きます。日本海側の雪は平年より少ないでしょう。最新の1か月予報をもとに、この先の天候の特徴をまとめました。
高温傾向続く
この先は全国的に寒気の影響が弱いでしょう。向こう1か月の気温は関東甲信から九州、沖縄・奄美で高く、特に1月上旬はかなり高くなりそうです。冬型の気圧配置は長続きせず、日本海側の降雪量は平年より少ないでしょう。一方、関東や東海、近畿から九州の太平洋側は低気圧や前線の影響を受けやすく、降水量は平年並みか多くなりそうです。
1週目(1月4日~10日)
北海道や東北は、4日から5日は冬型の気圧配置で、日本海側を中心に雪が降るでしょう。風が強く、荒れ模様の天気となりますので、交通機関への影響にご注意ください。北陸も次第に雨から雪に変わります。Uターンなどで車を運転する際は路面状況の変化に注意が必要です。6日以降も北海道や東北、北陸は曇りや雪の日が多く、8日は太平洋側でも雨や雪の降る所があるでしょう。
関東甲信から九州は日本海側で雲が広がりやすいものの、6日にかけて晴れる日が多い見込みです。ただ、7日から8日は低気圧が本州付近を通過するため広く雨が降り、山沿いでは雪になるでしょう。気温は平年より高く、寒い日があっても長く続くことはなさそうです。朝は極端に冷え込むことはなく、日中は15度前後まで気温が上がる日もあるでしょう。
沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れる日が多いでしょう。気温は平年より高く、汗ばむくらいの日もありそうです。
2週目(1月11日~17日)
寒気の影響が弱く、北海道から東北の日本海側と北陸は平年に比べて曇りや雪、雨の日が少ないでしょう。関東甲信や東海、近畿から九州は低気圧や前線の影響を受けやすく、傘を差す日が多くなりそうです。気温は北海道や東北で平年並みか高く、関東甲信から九州は平年より高いでしょう。冬らしい厳しい寒さの日は少ない見込みです。沖縄・奄美は平年と同様に曇りや雨の日が多いものの、気温は平年より高い見込みです。
3~4週目(1月18日~31日)
引き続き寒気の影響は弱く、冬型の気圧配置は長続きしないでしょう。1月20日は二十四節気の「大寒(だいかん)」で、暦の上では1年で最も寒い頃ですが、気温は北海道や東北で平年並みか高く、関東から九州、沖縄・奄美は平年より高いでしょう。今年は真冬になっても「あまり寒くない」日が多くなりそうです。ただ、一時的に寒気が流れ込んで、急に寒さが厳しくなることもありますので、気温の急激な変化で体調を崩さないよう、お気をつけください。