大雨災害は怖いけど、コロナも怖い どう避難する?
来週にかけて大雨災害に警戒
コロナ流行時も避難所に行くべき?
新型コロナ流行時に、3つの密を避けながら避難生活をする所を選ぶには、何より「避難先を分散すること」が大切です。まずは今一度、自宅のある場所の危険度を、ハザードマップで確認しましょう。そのうえで、次の3つの避難先を検討してみてください。
①学校や公民館など、指定避難所だけが、避難先ではありません。自宅に住み続けることができ、食料などの備蓄があるなら、「在宅避難」も選択肢の一つです。頑丈なマンションなどでは、なるべく上の階へ避難する「垂直避難」も有効です。
②近くの親戚の家や、知人の家など、より安全な所を「自主避難先」として選ぶことも考えましょう。
③自治体が「指定避難所」を定めていますが、変更されていたり、増設されていたりする可能性があります。避難を始める前に、必ず市町村のホームページなどで、確認してください。
どうしても、やむを得ない場合は、車中泊や、テントの活用も避難先の一つです。ただ、豪雨の中で、屋外を移動するのは、車も含めて危険です。車中泊する場合は、浸水しないよう、周りの状況を十分確認してください。車中泊は、エコノミークラス症候群の危険性もあるので、水分補給やマッサージも欠かさないでください。
非常持ち出し袋にプラスして! 新型コロナ感染対策グッズ
①マスク(できれば複数枚、用意しましょう。災害後の復旧作業時にも役立ちます。)
②アルコール消毒液
③ハンドソープ・固形石鹸(なるべく避難所で共有しないよう、家族用または自分用を持参しましょう。)
④使い捨てのビニール手袋(ドアノブなど、大勢の人が触れるものから、接触感染を防げます。)
⑤除菌用アルコールティッシュ(水が不足した場合、手洗いの回数を少なくできます。)
⑥体温計(自治体で用意できない場合もあります。できれば一家族一本以上用意しましょう。)
⑦キッチンペーパー(タオルを共用せずに手を拭くことができるだけでなく、輪ゴムやヘアゴムと組み合わせれば、簡易マスクを作ることができます。)