きょう19日 広く雨で太平洋側中心に雨脚強まる 非常に激しい雨も 道路の冠水注意
2023年05月19日05:34
西日本に発達した雨雲 非常に激しい雨の降った所も
昨夜からきょう未明にかけては、沖縄や九州南部を中心に雨が強まり、鹿児島県肝付町の内之浦では、午前0時52分までの1時間に52.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。
午前4時30分現在、西日本の所々で雨が降っており、九州北部や中国地方には発達した雨雲がかかっています。大分県や島根県では1時間に10ミリを超えるザーザー降りの雨となった所があります。
東海や北陸も雨の降り始めている所があり、雨の範囲はさらに東へ広がるでしょう。
広い範囲で雨 非常に激しい雨に注意
東海や北陸は日中にかけて雨の降る所が多く、東海の沿岸部では激しい雨や雷雨に注意が必要でしょう。
関東甲信は昼前から雨の降りだす所があり、午後は各地で雨となるでしょう。東北も午後は雨の降る所が多く、局地的には雷を伴い雨脚が強まりそうです。北海道は日差しが届きますが、南西部や東部を中心に、にわか雨の所があるでしょう。
きのう梅雨入りした沖縄は本島地方で日が差すものの、先島諸島では昼頃にかけて所々で雨や雷雨があるでしょう。同じく梅雨入りした奄美は朝にかけて雨や雷雨ですが、午後は晴れ間がありそうです。
非常に激しい雨って どんな雨?
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、道路の冠水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。