きょう2日 九州から関東甲信 非常に激しい雨の恐れ 線状降水帯の発生しやすい状態
2023年06月02日05:39
広い範囲で梅雨末期のような大雨の恐れ
前線はあす3日(土)にかけて九州から本州を南下するでしょう。九州から関東甲信では、梅雨末期にみられるような「災害が起こってもおかしくないレベルの大雨」となる恐れがあります。
雨のピークと注意点は
特に中国、四国、近畿、東海では「線状降水帯」が発生しやすい状態となります。「線状降水帯」が発生すると「長い時間」にわたって「同じ場所」で激しい雨が降り続き、災害につながる恐れがあります。気象情報や自治体から発表される情報をこまめに確認し、早め早めの行動を心がけてください。
また、「風が強まる」というのもポイントです。横なぐりの雨となって、沿岸部では傘を差すのは危険なくらいの所もあるでしょう。
大雨や強風により交通機関に影響が出ることが考えられます。最新の交通情報を確認してください。
東北南部も夕方以降は局地的に激しい雨が降り、東北北部も昼頃から雨の範囲が広がりそうです。北海道も夕方以降は雨の降りだす所が多く、雷を伴い激しく降る所もあるでしょう。
大雨の時に危険な場所は
雨水はアンダーパスに流れ込むため、すぐに冠水します。車が水没して故障し、車内に取り残されると非常に危険なため、無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかないようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握し、早めの避難を心がけましょう。どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。