台風15号 5日夜にかけて関東や東海など道路への影響大 車の運転は冠水や強風注意
各地で非常に激しい雨 道路への影響大
近畿や東海、関東甲信、東北のあちらこちらに発達した雨雲がかかり、非常に激しい雨の降っている所があります。
非常に激しい雨とは、滝のように降る雨で、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。道路があっという間に冠水してしまうこともあります。
また、四国や近畿南部などが台風の強風域に入り、沿岸部で風が強まっており、高速道路では雨や風の影響により速度規制のかかっている所があります。
四国は雨のピークが過ぎたものの、夕方までは一部で風の影響が残るでしょう。
近畿や北陸は夜まで雨や風の影響が長引く所がありそうです。
東海は今日いっぱいは広い範囲で大雨と強風の影響を受けるでしょう。明日も一部、風の影響がありそうですので、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
関東甲信は明日の明け方にかけて大雨と強風の影響があるでしょう。
東北は夜にかけて影響を受ける所が多く、明日の明け方まで注意が必要です。
冠水道路は危険 車での走行は避けて
浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。
車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。
特に風が強い所は
①「山間部の谷間」「山の切り通し」狭い所を風が通過するなど、地形の効果で、風が強まります。
②「橋の上」「海岸沿い」まわりに遮るものがないので、横風が強まります。
③「トンネルの出入り口」トンネル内は横風の影響はほとんどありませんが、トンネルを出ると、急に横風を受ける可能性があります。
このような場所ではしっかりハンドルを握って、運転してください。万が一、横風を受けた場合でも、慌ててハンドルを切らないようにしましょう。
