台風から離れている東北も今日5日夕方にかけて激しい雨 土砂災害など警戒を
今日5日は台風15号が紀伊半島付近を東進中です。東北は台風から離れているものの、夕方にかけては雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
台風から離れた宮城県で明け方に猛烈な雨
今日5日は台風15号が紀伊半島付近を東進中。夜にかけて東海から関東の南岸を東よりに進むでしょう。
東北は台風からは離れているものの、昨夜から今日の午前中にかけて所々に発達した雨雲がかかっています。
宮城県女川町付近では、今日5日4時00分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。石巻市(雄勝)では3時間降水量が145.0ミリと、観測史上1位の値を更新しました。
正午現在、山形県や秋田県、岩手県を中心に雨雲がかかり、雨脚の強まっている所があります。
夕方にかけて局地的に激しい雨
東北地方は午後も所々に発達した雨雲がかかりそうです。線状降水帯が発生するおそれはなくなったのものの、夕方にかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
また、大気の非常に不安定な状態が続くため、夜遅くにかけて、落雷や突風、ひょうによる農作物や農業施設等への被害にも注意が必要です。
激しい雨って どんな雨?
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では(激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。