みなさんこんにちは。外で飲むハイボールは3倍美味しいと感じるくにぱぐです。最近は、お出かけには良い時期ですが、なかなか大勢でのキャンプやバーベキューは出かけにくいですよね。機会があればサッと外出して肉を焼き、お酒も楽しみたいところですが、今回は家族で「小型焚火台をバックパックに詰めて、本格的なバーベキューをしにでかけよう」という記事です。よければ参考にしてみてください!
コンセプトは「電車に乗って本格的なバーベキューを!」 小型焚き火台のススメ
5月は潮干狩り、運動会などのイベントが続く、いわゆる「行楽シーズン」。
出来合いのお惣菜や自分で作ったお弁当も美味しいのですが、キャンパーだったらこの機会にバーベキューやキャンプ料理を楽しみたいところですが、この状況下ではグループではなく家族で楽しむのが無難ですね。
とはいえ、常にマイカーでのお出かけとは限りませんし、マイカーで日帰りですとなんと言ってもお酒が飲めなくなるのがキツいです。
そこで役に立つのが「小型焚き火台」です。小型の焚き火台はその名の通り、本来は小規模な焚き火を楽しむためのものです。が、バーベキューグリルとして使っても問題はありません。
薪ではなく炭火を使うことになりますので火起こしの問題はありますが、どうすれば効率的に、少ない荷物でバーベキュー(や、他の料理)が楽しめるのか、工夫をしてみました。
小型焚き火台はお好みでOK! ゴトクが安定するものならベスト
私が使っている焚き火台は「ZEN PIT」です。
バラした時のサイズはA4用紙と同じで、重量もたったの700グラムしかありません。組み上げるとしっかりとしたサイズの焚火台になり、大きめの薪を使うこともできます。
今回はこちらを使います。
ZEN PITをバーベキューグリルに転用する場合、ゴトク渡し用の棒が2本セットされており、ここに網を乗せればそれだけで済むこと、シンプルな構造のため多めに炭などを乗せても比較的安定感があることがメリットです。
小型の焚き火台は数多くのメーカーからいろいろな種類のものが発売されており、好みのものを使うといいでしょう。くわしい記事はこちらになります。
グリルとして使いやすいものの条件としては以下のような感じでしょうか。
- 安定感があり、耐荷重がある程度あるもの。
- ゴトクを乗せやすいこと。
焚き火台で必要な準備は? 着火剤不要の炭や追加装備を用意しよう!
ZEN PITに限らずこの手の小型焚き火台は、100円均一ショップで買えるものがオプションパーツ的に使えますので、時間をとって探してみましょう。
私は今回、灰受け用のアルミトレイ、網、トング、そして、これらと焚火台がまるごと入るケース(ノートパソコン用)を見つけました。
行楽の場合、チェアではなく、レジャーシートなどの上で焚き火台を使用するケースも多く、灰受けはいわゆるスパッタシートと呼ばれる布状の耐火シートより、大きめのアルミトレイの方が安心感があります。(※ 焚き火台は利用敷地内の規則を確認の上、許可のある場所でのみ利用しましょう)
欲を言えば、スパッタシートを広めに敷き、その上にアルミトレイを置くのがより安全でしょう。また、レジャーシートも格安のものを使い、火花で穴が空いたら使い捨てるぐらいの気持ちでいた方がいいでしょう。
炭については、こちらの成型炭がおすすめです。
炭として見ると価格の高さが気になるのですが、何しろライター1つで確実に着火できます。
通常の火起こしは、チャコールスターターと呼ばれる道具を使ったり、ガスバーナーで炭を炙ったりするのですが、例えば花見会場でそんな場所はないですし、道具も大きく増えてしまいます。その点、成型炭ならそうした着火の用意がほぼ何もいらないのです。
道具が限定される環境においては、これに勝るメリットはないと思います。
なお、上記のロゴスのミニサイズのもの2つで1時間程度は燃え続けるのですが、火力やコストパフォーマンスに少々難があるため、私はその上にオガ備長炭を乗せています。
成型炭の力で勝手に燃え出してくれますし、熱量が底上げされますので、この方法はおすすめです。
焼肉だけなら、以上の装備でまず問題なく楽しめますよ。
小型焚き火台で料理の幅を広げる工夫をしてみよう!
単純に肉を焼くだけならここまででよいのですが、せっかくキャンパーが参加するのですし、ちょっと道具を足して、さらに手の込んだ料理を出してみてはいかがでしょうか?
今回、私はスキレットでスモークチーズのアヒージョと、ナポリタンを作ってみました。
レシピはこちらの記事で詳しく紹介しています。
アヒージョを作る際に必要な道具は鉄製のスキレットだけです。スキレットをそのまま焚き火台に乗せれば、炭の火力で十分加熱することができます。
ナポリタンも炒める工程はアヒージョ同様にスキレットでできます。麺茹でだけはシングルバーナーとコッヘルを使いました。
いずれの料理もポイントとしては、食材はあらかじめ家でカットして、料理単位でジップロックに入れて持っていきます。
また、ナポリタンの調味料(ケチャップ、牛乳、ソース、ブイヨンを混ぜておく)も、同じようにあらかじめ混ぜてジップロックに入れておきました。
こうすることで大幅に荷物を圧縮できます。
食材などはソフトクーラーボックスで運ぶといいでしょう。保冷効果はしっかりしていますし、使い終わったら降りたんでバックパックにしまうこともできます。
その他、除菌シートやキッチンペーパー、まな板、包丁、そして命より大事なウイスキーと氷などを詰め込み、この時の荷物はこのぐらい。重さにして10キロぐらいだったと思います。
堪えたは堪えたのですが、それでも快適なイベントになりました。
何を作り、何を飲むのか、といった部分の検討は重要ですが、小型焚き火台を軸にして考えていくと、どんなイベントもとても楽しくなりますよ。
最後に重要なポイントを。
使い終わった炭は自然鎮火を待って、ビニール袋などに灰を移してから、念のため水をかけておきます。焚き火台に直に水をかけると灰が舞い上がりますし、焚き火台も変形してしまうので絶対にやめましょう。
また、炭を地面に埋めることは厳禁です。炭は土に戻りませんし、通行人などが火傷をする危険性もあります。それに限らず、キャンプ場ではない場所で火を使う場合は、その場所のルールに従って、周りに迷惑にならないようにすることです。
コンパクトな焚き火台グッズに関しては過去の記事でも紹介しています!