こんにちは、野あそび夫婦のエリーです。6月10日にキャンプの未来を話してつくるコミュニティ「エポックアウトドア」が始動しました。オンラインで価値観のあうキャンパー仲間と出会い、一緒に国内メーカーとオリジナルギアをつくるという試み。運営メンバーでもある筆者が、コミュニティの活動内容と今回ご協力いただく国内ダウンブランドNANGAさんについてご紹介します。
オンラインでつながれる次世代のキャンプコミュニティ 自然とキャンプの未来を考えよう
住む場所に関係なく、大好きな自然やキャンプについて語り合える仲間がいたらいいなぁ。そう思ったことはありませんか?
ステイホームでオンラインでの交流が一般化したことで、これまでキャンプ仲間を作るハードルでもあった「地域」や「住んでいる場所」に関わらずつながれるオンラインキャンプコミュニティ『epoch outdoor(エポックアウトドア)』が2020年6月10日からスタートしました。
ユーザーが国内メーカーと一緒にオンラインでキャンプ道具づくり!オンラインコミュニティ「epoch outdoor(エポックアウトドア)」がスタート。
"ユーザーが国内メーカーと一緒にオンラインでキャンプ道具づくり!オンラインコミュニティ「epoch outdoor(エポックアウトドア)」がスタート。
全国のキャンプユーザーが、国内ダウンブランド「NANGA(ナンガ)」と共にリサイクルダウンを使った新しい製品づくりを行う。"
運営メンバーは、『おぎやはぎのハピキャン(メ~テレ制作)』にも出演したイラストレーター・キャンプコーディネーターのこいしゆうかさん、ライター・ブロガー・キャンプコーディネーターの佐久間亮介さん、キャンプ民泊NONIWAを運営する私たち野あそび夫婦の4人です。
期間は半年。オンラインのサービス『zoom』や『note』を使い集まったメンバーで交流します。国内メーカーの取り組みや想いを学び、最終的にはアイデアを出し合ってオリジナルのギアを製作するというコミュニティ(有料)です。
こいしゆうかさんご出演の「ハピキャン」の記事はこちら
佐久間亮介さんのブログはこちら
"キャンプ民泊"を運営する野あそび夫婦についての記事はこちら
なんのためのコミュニティ? どんなことをするの?
活動内容をちょっとご紹介
活動内容をざっくりご説明すると、
住むところも年齢もバラバラの30名ほどのキャンパーがオンラインでつながり
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月に2回zoomでミーティング
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国内メーカーの生産背景や取り組みについてお話を聞き、オリジナルキャンプギアを話し合って制作
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サンプル完成…!
を、およそ半年のサイクルで行います。
はじまったきっかけは?
そもそも「epoch-outdoor(エポックアウトドア)」をはじめようと動き出したのは、テンマクデザインのPANDAというテントをプロデュースしたことでもお馴染みのこいしゆうかさん。
「みんなが当事者になって、参加してもらいながら、誰かの何かを助けられるオンラインとキャンプの新しいこと何かないかな」そんなことを悶々と考えていました。じゃあ、何をすれば、何がよくなるのか、わたしはみんなと、何の話をしたいのか。「キャンプ楽しいよね」だけじゃないその先の話をしたい。
そう、このコミュニティで大切にしていることのひとつは「オンラインでもつながれる価値観の合う仲間づくり」。住んでいる地域のキャンプ場の話をしたり、落ち着いたらオフラインで一緒にキャンプもしたいですよね。
そして、一生付き合っていきたい『自然』と『キャンプ』について、仲間と真剣に向き合っていこうというのがテーマです。
いちユーザーである私たちキャンパーが、アウトドアメーカーさんの想いや、なにを考えてギアを作ってくれているか知ると、今まで見えなかったモノを選ぶ上での今とは違った視点が少しずつ見えてくるかもしれません。
もちろんこれからキャンプをはじめたいビギナーさんでも参加OK。私たちも皆さんと一緒にたくさん学び、もっと自分ごととして考えていけたらと思っています。
今回オリジナルギアを製作する国内メーカーはNANGA(ナンガ) リサイクルダウンの取り組みもご紹介
epoch outdoor(エポックアウトドア)にご協力いただく企業は、本社や工場を置く地域の特性や歴史を背景に製品づくりを行う国内アウトドアブランドです。
メーカーの担当者から、企業の取り組みや製品づくりの裏話、どんな想いを持って作られた道具なのか、どんな技術で作られた道具なのかを直接聞くことができます。
メンバー同士のミーティングで製品案を出し合い、意見を集約。サンプル品の試作などを経て、最終的にはメーカーの製品化を目指します。
ダウンシュラフ・メーカー NANGA(ナンガ)
第一回である今回ご協力いただくのは、羽毛にこだわったダウンシュラフ・メーカーのNANGA(ナンガ)さん。
本社があるのは、滋賀県米原市。近江の真綿布団の産地からスタートした創業74年の国産「羽毛商品」メーカーで、現在は主にシュラフ(寝袋)やジャケット・パンツ等、登山アパレルを国内生産しています。
社名の由来はヒマラヤにある8,000メートル級の高峰“ナンガバルバット”。世界で9番目に高い山と言われ多くの遭難者を出したことから、別名「人喰い山」と呼ばれる山です。
先代の社長が「困難だからこそやろう、みんなが上らんとこを登ったろう」という意気込みでつけたという、アツい企業です。
メイドインジャパンのこだわりと永久保証
NANGAが使用する全ての羽毛は、三重県にある河田フェザーという工場で国内洗浄されたものだけを使用しています。安全性と質、熟練した縫製職人による高い縫製技術が特徴です。
日本製にこだわることで製品精度を高め、お客様に納得してもらえるアイテムを提供する、ということを理念に掲げています。
そして、NANGAの特徴のひとつでもあるのが、『永久保証』。
もともと羽毛布団メーカーだったころから布団の打ち直しをしてきた背景もあり、自社工場で生産することで得た独自のノウハウもある。だからこそ自信を持って『永久保証』ができるのです。
私たちが使っているNANGA(ナンガ)のシュラフはこちら
リサイクルダウンを使用したダウン製品の開発
今回の目的は、NANGAが去年から取り組みはじめた『リサイクルダウン』を使用した新しいダウン製品の開発です。
『リサイクルダウン』とは、限りある資源であるダウン=羽毛(水鳥の胸の部分に生えている羽根)製品を一度きりで終わらせず、洗浄、加工して循環させること。
この活動は『グリーンダウンプロジェクト』と呼ばれています。
オリジナルギアを開発することで見えてくること
私自身、NANGAがリサイクルダウンの製品を作っていることや、『グリーンダウンプロジェクト』という活動について、epoch outdoor(エポックアウトドア)に参加することになって初めて知りました。
『化学繊維』と『ダウン』の違いなどは気になっていたものの、それが実際どのように作られ、環境にどんな影響があり、世界でなにが問題がなっているのかも知らぬまま、「軽いから」「暖かいから」「かっこいいから」という理由でシュラフを選んでいました。
epoch outdoor(エポックアウトドア)では、メーカーの担当者から直接思いやこだわりを聞く機会が用意されています。
もちろん、「絶対にこれを選ぶべき!」と決めつけるわけではありません。知った上で、自分で選択できるようになること、それがキャンプの未来を考えるための大切な一歩だと私たちは考えています。
epoch outdoor(エポックアウトドア)の活動に興味のある方はHPをチェック!
今回は、新たに始動したコミュニティ『epoch outdoor(エポックアウトドア)をご紹介しました!
epoch outdoor(エポックアウトドア)についてもっと詳しく知りたい方や、活動内容に興味のある方、また、NANGAに興味のある方は、ぜひHPをチェックしてみてくださいね!