弁当箱の素材には、プラスチック・アルミ・ステンレスなど様々ありますが、『曲げわっぱ(まげわっぱ)』はご存知でしょうか? 今回は、曲げわっぱの弁当箱を愛用している筆者がその魅力について語ります! 初心者におすすめの、使い勝手のよい弁当箱もご紹介しますので、曲げわっぱデビューの参考にしてもらえると嬉しいです。
日本の伝統美「曲げわっぱ」が人気! 食材を引き立たせる木の弁当箱はSNS映え抜群
近年、日本文化が見直され、和テイストのアイテムをよく目にするようになりました。弁当も然り、江戸時代から伝わる『曲げわっぱ』が今また注目を集めています。
『曲げわっぱ』とは、スギの薄板を曲げて作られた伝統工芸品で、秋田県の大館曲げわっぱ(おおだてまげわっぱ)が有名です。
筆者が曲げわっぱに魅了されたのは、とあるお弁当ブログを見たのがきっかけでした。上品で、可愛いくて、美味しそうな曲げわっぱのお弁当箱はまるで宝石箱のよう。まさにSNS映え! 一瞬にして心を奪われた私は、すぐに曲げわっぱの弁当箱を購入。
それから7年間、曲げわっぱ弁当を作り続けています。
曲げわっぱの魅力とは? 日本の伝統&調湿効果で美味しさUP&見栄えなどメリット多数!
曲げわっぱの魅力は、SNS映えだけではありません。筆者が曲げわっぱの虜になった3つの魅力をご紹介します。
1.日本の伝統美が身近に
曲げわっぱは、日本文化を身近に感じられるのが魅力のひとつです。曲線が描く美しいフォルムは、眺めているだけでため息が出るほど。
職人の手によって丁寧に作られた弁当箱を使うと、なんとも贅沢な気持ちになれます。
また、手にした時に伝わる木の温もりや香りは、リラックス効果抜群です!
2.調湿効果によって美味しさをキープ
天然木には、弁当内の水分をコントロールする調湿効果があります。そのおかげで、冷めてもふっくらとした美味しいご飯を味わうことができます。
また、木の持つ殺菌効果によりご飯が腐りにくいのも特徴です。
3.中身が豪華でなくても見栄えする
夫が会社で弁当を食べていると、「美味しそう」とか「カッコいいですね!」と言われることがあるそう。そういう日に限って、見られたら恥ずかしい茶色弁当だったりするんですよね……。
中身が寂しくても”それなり”に見せてくれる曲げわっぱの魔法に、いつも助けられています。
曲げわっぱの弁当箱は白木・漆塗り・ウレタン塗りの3種類! 使いやすさは『塗り』で変わる
曲げわっぱの弁当箱を選ぶときに重要なポイントが『塗り』です。曲げわっぱは、無塗装の『白木』と、『漆塗り』・『ウレタン塗り』の3種類に分類され、それぞれ特徴があります。特徴によっては、使い勝手が悪く感じて挫折してしまうこともあると思います。まずは3種類の特徴を理解するところから始めましょう!
■【白木】昔ながらの曲げわっぱと言えばコレ!
・無塗装なのでデリケート(シミになるため油物NG・洗剤NG)
・調湿効果と殺菌効果は抜群
・木の香りを楽しめる
■【漆塗り】白木とウレタン塗りの良いとこ取り
・白木ほどではないが調湿効果と殺菌効果がある
・油物&洗剤OK
・お手入れが簡単
■【ウレタン塗り】扱いやすさ重視の人におすすめ
・樹脂コーティングされているため、油物&洗剤OK
・木による調湿効果や殺菌効果はあまり期待できない
・お手入れが簡単
初心者におすすめ! お手入れ簡単で美味しくいただけるウレタン塗装&漆塗りの曲げわっぱ弁当箱3選
「これから曲げわっぱの弁当箱を使ってみたい!」という方は、お手入れが簡単な漆塗りかウレタン塗りから始めてみましょう。オススメを3つご紹介します。
愛妻弁当にピッタリ! 大容量の曲げわっぱ2段弁当
大切な旦那さんへの愛妻弁当は、美味しさにこだわりたいですね! 美味しいご飯をモリモリ食べたら仕事もはかどるはず。
こちらの漆塗りの2段弁当は、上段480cc、下段650ccで大容量ですが、食後はコンパクトにしまえるので便利です。
女性〜少食の男性に! オシャレな丸型曲げわっぱ弁当
こちらは私が愛用している漆塗りの曲げわっぱ弁当。小さく見えますが、650ccで十分な容量です。
小さな頃から良質なものに触れる機会を! 子供用ミニサイズの曲げわっぱ弁当
最後にご紹介するのは、子供用の曲げわっぱ弁当。容量は430ccで年長さんから使えるサイズです。名前を入れてもらえるので、プレゼントにもオススメです。
曲げわっぱで毎日のお弁当が変わる! 小さな幸せを感じられるかも!? お気に入りの弁当箱を探してみよう
曲げわっぱの弁当箱を使うようになってから、お弁当作りが楽しくなりました。憧れつつもなかなか難しい「丁寧な暮らし」に少し近付いた気がして、日々幸せを感じています。
みなさんも、曲げわっぱの弁当箱で、小さな幸せを見つけてみませんか? 塗り・形・容量を見ながら、お気に入りの弁当箱を探してみてくださいね。