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アルミVSステンレス 製「弁当箱」はどっちがおすすめ?素材の特徴と使い易さで徹底比較

お弁当箱はピクニックや登山などのアウトドアから、通勤通学のおともまで、日本人にはとても身近な存在ですね。素材はプラスチック製や曲げわっぱ(木製)など様々ですが、今回は同じ金属製でも似て非なるアルミとステンレスの弁当箱にスポットを当て、素材の特徴と使い易さにポイントを置き比較します。ぜひご参考にしてくださいね。

アルミとステンレス素材の特徴!どちらも錆びにくく耐久性や重さ・熱伝導率に違いがある!

画像: アルミとステンレス素材の特徴!どちらも錆びにくく耐久性や重さ・熱伝導率に違いがある!

アルミとステンレス、みなさんは違いはわかりますか?...筆者もそんなに気にしたことはなく、見た目は同じ銀色をしており、アルミはマットな色合いに対し、ステンレスはちょっと光っている感じ...また、同じように錆びにくくて丈夫なんじゃないの?...といったぐらいの知識でした。

そこで調べてみた結果!両者の特徴を簡単に説明すると以下のようなポイントになります。

1.どちらも酸化被膜で薄く覆われているため錆びにくい!

2.ステンレスはアルミよりも衝撃に強い!

3.アルミの比重はステンレスに比べると約3分の1程度で軽い!

アルミとステンレスの違いは「衝撃に強いかどうか(耐久性)」「重さ」の違いでした。では実際に弁当箱として使う場合、果たしてどちらの素材が使いやすいのでしょう?

そこで、素材の違う2つの弁当箱を筆者独自の目線で比較してみたいと思います。

〈1.耐久性〉どちらも丈夫で壊れにくい!ステンレス製に比べるとアルミは変形・ヘコみの可能性あり

画像: 〈1.耐久性〉どちらも丈夫で壊れにくい!ステンレス製に比べるとアルミは変形・ヘコみの可能性あり

持ち運ぶことが多い弁当箱にとって、耐久性は重要なチェックポイント。例えばプラスチック製の弁当箱をお使いの際、誤って落としたり洗っている最中に割れたり欠けてしまった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その点、アルミとステンレスはどちらも金属製で、他の弁当箱に比べて丈夫で壊れにくいのがメリットです。(同じ金属製でもアルミをステンレスと比べてしまうと、柔らかい素材で傷も付きやすいと言えます)

しかし、いくら柔らかいアルミと言えども通常の持ち運びではまず割れることはなく十分な耐久性はありますのでご安心を!(落下させたり強い衝撃を与えると、変形したりヘコんだりしてしまう恐れはあります)

耐久性だけを特化して考えるのであればステンレス製を選ぶ方がベストです。

〈2.携帯性〉重量はアルミ製弁当箱が圧倒的に軽い! ステンレス製の約3分の1

アルミの比重は約2.7、ステンレスの比重は約 7.9という数値で表される通り、アルミはステンレスの約1/3の比重です。

たいていが持ち運び前提の弁当箱。特に登山では荷物の軽量化を重視しなければならなく、どちらか?と言えば、アルミを選ぶのがベターといえます。

デザインやメーカーの製造方法によっても異なるので一概には言えませんが、実際にアルミ弁当箱・ステンレス弁当箱の一例を比較すると、やはり同じ大きさでもアルミの方が軽いものが多い傾向にあります。

例えば、下記の「工房アイザワ ステンレス製ランチボックス」は容量約670mlで重量は295gなのに対し、「ホシマル印 アルミ製弁当箱」は容量約700mlで重量は213gです。

厳密に言えば約80gの差しかありませんが、持っていく物が多くなればなるほどその合計重量は変ってきますので、参考例としてお考えください。

〈3.熱伝導率〉どちらも電子レンジはNGのため温め直す場合は断然アルミがおすすめ!

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

アルミは、熱伝導率の良い素材としてご存知の方も多いかと思います。その証拠にアルミ製の鍋ならすぐにお湯が沸きます。(一方で冷めるのも早いですが…)

弁当箱にとって熱伝導率が重要になるのは、冷めたお弁当を温め直す場合です。まず、アルミもステンレスも電子レンジはNGなのでご注意を。

温め直す方法としては、温蔵庫に入れる・湯煎するなどが考えられます。特にお弁当持参の幼稚園などで、お昼まで温蔵庫に入れて保管するためにアルミ弁当箱指定のところもあるようです。

もし、ステンレス弁当箱を温蔵庫に入れた場合、熱伝導率がアルミのわずか15分の1ほどのため、昼食の時間までに十分、温まらないということもあるかも知れません。

キャンプで使われる飯盒もほとんどが熱伝導率の高いアルミ製が多いということも頷けますね。その中でもキャンパーの間では、トランギア社のアルミ製飯盒「メスティン」が絶大な人気なんです。

炊飯用途以外にも鍋やフライパン代わり、そして弁当箱として多用途に活躍できるアイテムです。

〈4.お手入れ〉容易なのはステンレス製!アルミは基本的に食洗機NGでアルカリ性洗剤に要注意

帰宅して、疲れている中で洗うことも多い弁当箱。なるべく手間をかけずに、とはいえ一日持ち歩いていたからしっかりと洗いたいところです。

ステンレス製もアルミ製も油汚れは落ちやすく、形もシンプルなものが多いので、プラスチック弁当箱に比べて洗いやすいのは共通のメリットです。

画像: 〈4.お手入れ〉容易なのはステンレス製!アルミは基本的に食洗機NGでアルカリ性洗剤に要注意

しかし、アルミ製の弁当箱は食洗機にかけることができません。

食洗機用洗剤のほとんどがアルカリ性で、アルミはアルカリ性のものに触れると変色してしまう性質があるからです。したがって、アルミ弁当箱は基本的に手洗いになります。

普段から食器洗いは食洗機におまかせ、という方はステンレス製だとまとめて洗えるのでおすすめです。

なお、ステンレス製でも食洗機に対応していないのものがあったり、食器用洗剤にも多様な種類がありますので個別に確認してくださいね。

「アルミVSステンレス」あなたはどっち?ライフスタイルに合ったお弁当箱を選んで快適に持ち歩こう

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

今回はアルミ製とステンレス製の弁当箱について、耐久性・重さ・熱伝導率・お手入れのしやすさ(食洗機との相性)にフォーカスして比較しました。結果は、丈夫でお手入れのしやすさではステンレス製、携帯性や熱伝導の面ではアルミ製の弁当箱の方が適しているという結果になりました。

しかし、他のプラスチック製や木製も含め、使用するシーンやご自身のライフスタイルに合わせるとそれぞれ一長一短があるかと思います。アウトドア用・通勤通学用・兼調理器にするなど、目的別にピッタリな弁当箱を選びましょう。

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