tenki.jpトップサイトマップヘルプ

tenki.jp

気温が上がる夏に要注意!傷みにくいお弁当を作るコツと気をつけるべき食材・簡単レシピをご紹介

お弁当は、作ってから食べるまでに時間が空いてしまいます。特に夏は気温や湿度が上がってくるため、腐敗や食中毒のリスクも高くなってくるので心配になりますよね。そこで今回は「傷みにくいお弁当を作るコツ」に焦点を当て、気をつけるべき食材、さらに簡単レシピを例に調理の工夫をご紹介します。ポイントを抑えて、気温が上がる夏でも安心して食べられるお弁当づくりにチャレンジしましょう。

衛生面で基本中の基本を忘れずに! 手とお弁当箱・調理器具はよく洗って清潔に保ちましょう!

画像: 衛生面で基本中の基本を忘れずに! 手とお弁当箱・調理器具はよく洗って清潔に保ちましょう!

料理の基本ですが、料理の前にはしっかりと手を洗いましょう。指の間や、爪の間、手のしわ、手首に雑菌が残りやすいので、注意してください。

また、スマートフォンやタブレットには、さまざまな雑菌が付着しています。それらを使用して、レシピを見ながら調理する方は、操作した後に手を洗うことも忘れずに。

そして、お弁当箱やフライパンやまな板などの調理器具も清潔に保つことも大切です。お弁当箱はパッキンなど、取り外せるとは外してしっかりと洗いましょう。洗った後に、熱湯をかけて消毒することも効果的です。

1.傷みにくいお弁当を作るコツ! 水分に注意・冷めてから盛り付ける・素手で調理しない!

水分に注意!ご飯とおかずは完全に冷めてから盛り付けましょう!

画像: 水分に注意!ご飯とおかずは完全に冷めてから盛り付けましょう!

余分な水分は、お弁当が傷みやすくなる原因になります。揚げ物や炒め物など、お弁当には水分がもともと少ないものを入れるようにすると安心です。

ブロッコリーやアスパラなどの茹で野菜をお弁当に入れるときは、ペーパータオルなどでしっかりと水分を吸い取るようにしましょう。

煮物などの汁気があるものを入れるときは、ざるでしっかりと水気を切ってから入れてください。また、和え物を入れるときは、かつおぶしやすりごまなどを使い、水気を抑えるのがおすすめです。

また、ごはんやおかずが温かいうちに盛り付けてしまうと、蒸気がこもって水分になってしまいますので注意を!(ごはんはバットやお皿で一旦、平らに広げて冷ますと時短になります。)

素手でおかずを詰めたり おにぎりを握らないようにしましょう!

画像: 素手でおかずを詰めたり おにぎりを握らないようにしましょう!

せっかく気をつけて作った食材も、素手で触ってしまうと、手の雑菌がついてしまうおそれがあります。かならず清潔な菜箸を使って盛り付けましょう。つい触りがちなカップや仕切りも、菜箸を使って詰めてください。

また、おにぎりを素手で握ると、食中毒のリスクが高くなります。おにぎりは、ラップやアルミホイルを使って握りましょう。

おにぎらずやごはんを容器に入れて振るだけで、簡単におにぎりができる便利グッズを使うのもおすすめです。

2.傷みにくいお弁当を作るコツ! 抗菌作用のある食材を使って調理・冷たく安全に保存する

梅干し・ショウガ・わさび・大葉など食材の腐敗を抑える食材を使うのもおすすめ

画像: 梅干し・ショウガ・わさび・大葉など食材の腐敗を抑える食材を使うのもおすすめ

抗菌作用のある食材を使って、おかずを調理するのするもおすすめです。

梅干しは日の丸弁当にするだけでなく、ごはんやおかずに細かくきざんで混ぜ込むとおいしいです。また、しょうがは、和食系のおかずに混ぜ込むと風味もプラスされますよ。

保冷剤や保冷バッグを活用!お弁当はできるだけ冷たい状態で保存

画像: 保冷剤や保冷バッグを活用!お弁当はできるだけ冷たい状態で保存

菌を繁殖させないためには冷たい状態(涼しいところ)で保存することが大切です。

職場に冷蔵庫がある方は安心ですが、学校や外での持ち歩きの際にはそうはいきませんよね。その場合は、保冷剤や保冷バッグを使いましょう。

※保冷剤には水滴がつくので、タオルやハンカチなどで包んで入れてくださいね。

筆者おすすめの弁当箱(ランチボックス)は以下「GET-COOL(ジェルクール)」のお弁当箱!

なんと、フタと保冷剤が一緒になったランチボックスなんです。

ピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが、フタの内部にあらかじめ保冷ジェルが入っているため、凍らせて使うことでフタそのものが保冷剤の役割を果たすというスグレモノ。

さらにフタを外せば、職場などにレンジがあればチンして温かい食事も可能なんです。冷たく安全に持っていき、美味しく食べることのできる愛情たっぷりの弁当箱ですね

3.傷みにくいお弁当を作るコツ! 気をつけて!持ち運びに向かない傷みやすいNG食材とおかずを知ろう!

お弁当は、作る際や持ち歩き方にも注意が必要ですが、傷みやすい食材を入れないことも大切です。せっかく作ったお弁当で食中毒にならないようにチェックしましょう!

様々な食材が摂れておいしい混ぜご飯・炒飯はNGごはんだった!?

画像: 様々な食材が摂れておいしい混ぜご飯・炒飯はNGごはんだった!?

実は、たくさんの具材が入った混ぜご飯や卵の入った炒飯は傷みやすいため、暑い時期のお弁当にはおすすめできません。きざみ梅をあえたり、酢飯にしていけばOKなんですが…。

ふりかけや常温で保存できる海苔などは、あらかじめご飯に混ぜ込まず、別に持っていくことをお勧めします。

カットした生野菜・果物は水分が出やすい!暑い時期には気をつけて!

画像: カットした生野菜・果物は水分が出やすい!暑い時期には気をつけて!

彩りとしてカットトマトやきゅうり、仕切るために葉野菜、デザートとして果物など、ついお弁当に入れてしまいがちな食材ですが、これらも暑い時期のお弁当には向いていません。

加熱しない生野菜や果物は、水気が多いのに加え、時間が経つと中の水分がどんどん出て、食中毒菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

ミニトマトは悪くなりにくい食材ですが、切ってしまうと水分が出るので、しっかりと洗い、水分を十分拭き取ってから丸ごと入れるようにしましょう。

トロッとおいしい半熟卵は水分が多く 食中毒の原因となる菌が繁殖しやすい!?

画像: トロッとおいしい半熟卵は水分が多く 食中毒の原因となる菌が繁殖しやすい!?

半熟のゆで卵やだし巻き卵は、とろっとした黄身がおいしいですが、完全に火の通っていない卵を夏場のお弁当に詰めるのは非常に危険です。

半熟だと水分が多く、食中毒の原因になるサルモネラ菌が繁殖しやすくなってしまいます。

卵をおかずに使用する場合は、中までしっかりと火を通すようにしてください。

煮物は火が通っているから安心!…じゃない! 特に芋類には気をつけて

画像: 煮物は火が通っているから安心!…じゃない! 特に芋類には気をつけて

煮物は長時間煮込んでいて、食材によく火が通っているから安心!というわけではありません。

汁気が多いので、お弁当に入れるにはおすすめできません。特に、じゃがいもや里芋などの芋類は、でんぷんが多く傷みやすいので要注意です。

入れる場合は、かつお節やすりごまなどと和えて汁気を吸わせたり、濃い目の味付けにしましょう。

4.傷みにくいお弁当を作るコツ! 簡単レシピを例に調理の工夫すべきポイントを紹介

この章ではお弁当のレシピそのものではなく、気温が高くなる季節でも安心して食べられるよう、調理の工夫にポイントを置いてご紹介します。

今回、取り上げたお弁当は以下! 爪楊枝が刺さっているのが「ちくわの梅しそ巻き」で…唐揚げ、ブロッコリー、ご飯、梅干しといたってシンプルです。

そこで、まず最初に唐揚げを作る時のポイントは?…

ポイント1:火が通るように小さめにカット!短時間で簡単からあげ

画像: お弁当の中身「ちくわの梅しそ巻き」「唐揚げ」「ブロッコリーのおかか和え」「ご飯」「梅干し」 (筆者撮影)

お弁当の中身「ちくわの梅しそ巻き」「唐揚げ」「ブロッコリーのおかか和え」「ご飯」「梅干し」

(筆者撮影)

【材料】
・鶏モモ肉…100g程度
・酒…大さじ1
・しょうゆ…大さじ1
・すりおろし生姜…小さじ1
・片栗粉…大さじ1
・揚げ油…適量

作り方を見てみましょう!!!

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

【作り方】
1.鶏肉はひと口大に切り、ボウルやジップロックに入れて酒、しょうゆ、すりおろし生姜を加えもみ込む。

※10分ほどおき、片栗粉を加えてさらによくもみ込む。

2.揚げ油を170℃に熱してもみ込んだ鶏肉を入れ、3~4分かけてしっかりと揚げる。

ポイント2.ブロッコリーの水分はおかかでキャッチ!彩りブロッコリーのおかか和え

【材料】
・ブロッコリー…2~3房
・カツオ節…大さじ2
・しょうゆ...小さじ1

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

【作り方】
1.使う分ブロッコリーをカットし、耐熱容器に入れる。

2.ラップをして電子レンジで1分加熱し、熱いうちにカツオ節としょうゆを加えて和える。

ポイント3.抗菌作用のある梅としそ使用!ちくわの梅しそ巻き

【材料】
・ちくわ…1本
・しそ…1枚
・梅干し…1個
・白ごま…適量

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

【作り方】
1.ちくわを縦半分に、しそも縦半分に切る。

2.種を除いた梅干しをたたき、しそに塗りその上に白ごまをふりかける。

3.ちくわで梅を塗ったしそを巻き、ピックなどでとめる。

それぞれ調理する際、食材にほんのちょっと工夫するだけで気温が高くなっても安心して食べられるお弁当の一例でした。

暑い時期でも安心して食べられるお弁当作りは衛生面・食材の工夫・保存方法を意識することが大切!

画像: 暑い時期でも安心して食べられるお弁当作りは衛生面・食材の工夫・保存方法を意識することが大切!

傷みにくい食材を取り入れるほかに、手洗いや食器の清潔に保つことを徹底したり、保冷剤を詰めたりと、お弁当作りにおいて基本的なことばかりのようですが、慣れてくるとつい忘れがちなポイントですよね。

だんだんと気温、湿度が上がってきていますが、傷みにくくするポイントを抑えて、安心して食べられるお弁当を作っていただけたらと思います。

ハピキャン ~タカラモノを探しにいこう~

ハピキャン ~タカラモノを探しにいこう~

ハピキャン ~タカラモノを探しにいこう~

ハピキャン(HAPPY CAMPER)は、アウトドア初心者やファミリーキャンパー向けにキャンプに行きたくなるオススメ情報を発信中。キャンプグッズ、キャンプ場、登山、釣り、ドライブだけでなく、料理(レシピ)、DIY、ファッションまで、生活に役立つ情報も提供します。きっとあなたのタカラモノが見つかりますよ!

天気ガイド

雨雲

今日の天気 25日14:00発表

tenki.jp(iPhone) tenki.jp(Android) tenki.jp 登山天気(iPhone) tenki.jp 登山天気(Android)