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カーサイドタープを自作しよう! キャンプでもピクニックでも車中泊でも大活躍

カーサイドタープをつけたいけど、費用的な問題やマイカーに設置できるのかわからず難しいと諦めてしまっていませんか? カーサイドオーニングだと費用は高くついてしまいますが、特別な取り付け工事も不要で簡単に設置できる自作のカーサイドタープなら問題なし! 今回は自作カーサイドタープの取り付け方法をご紹介します。筆者の失敗談も必見ですよ!

カーサイドオーニングとカーサイドタープの違い

画像: カーサイドオーニングとカーサイドタープの違い

『カーサイドタープ』と聞いて、キャンピングカーなどの車体に常時取り付けてある巻上げ式のものを想像される方も多いと思います。あちらは『カーサイドオーニング』と言い、今回ご紹介する『カーサイドタープ』は、必要な時にフックなどで簡易的に取り付けるタープのことを指します。

車の横に日陰を作ろうと思ったとき、設置の手軽さや設営にかかる時間は圧倒的にカーサイドオーニングの方が優れていますが、カーサイドオーニングの値段は取り付けも含めると10万円以上かかりますし、小型のものでも10kgは常に車体についていることになり、燃費の悪化やタイヤの片減りにも繋がります。

カーサイドタープは必要なときにその都度自分で取り付けるので、設営するまでに時間と手間はかかるものの、手持ちのタープ・ポール・ガイロープを使え、ばコストはほとんどかかりません。

また、常設ではないので重量が常にかからず、燃費もカーサイドタープに軍配があがります。

カーサイドタープのメリット

・軽い
・低コスト
・車への負担がない

カーサイドタープのデメリット

・設営に時間と手間がかかる
・毎回設営作業が必要
・車高や車種によっては取り付けられない

カーサイドタープってどんな時に使うの? 上手な使い方と使うタイミング

「カーサイドタープはどんな時に、どんな風に使うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

カーサイドタープは、雨の予報のときに設営しておくことで、車の乗降時に濡れることもなく、車内に雨が降り込むことも回避できます。

天気の良い日は、タープの下にテーブルと椅子を設置するだけで、外の空気に触れつつ陽射しを避けながらピクニックや車中泊を楽しむこともできます。

雨や強い日差しなどの天気に左右されることなくアウトドアレジャーが楽しめ、車のスペースを拡張することができるのが『カーサイドタープ』です。

想像だけで挑んだカーサイドタープの設置! 〜失敗篇〜

筆者が最初にイメージしていたタープの取り付け方は、車体のルーフ部分に真空吸盤フックを取り付け、フックにタープを引っ掛けて、反対側の端はポールとガイロープを使って固定する方法でした。

用意した道具〜失敗編〜

  • 筆者所有のヘキサタープ
  • タープ用に用意していたポール×4本
  • ガイロープ
  • ペグ
  • ペグハンマー
  • 想像で購入した真空吸盤フック

ホームセンターで真空吸盤フック(フック1つあたりの耐荷重3.5kg)を購入し設営してみると……

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

見えにくいですが、写真黄色の丸印のところに真空吸盤フックを取り付けてあります。しっかりと吸着するよう、設置前には、ルーフをウェットティッシュできれいに拭いおきました。

取り付けたフックにタープを引っ掛けます。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

タープを引っ掛けるところまでは順調でしたが、ポールを使おうとすると、少しの風でフックが外れてしまいました。

何度挑戦しても、タープの重さ+風圧で吸盤フックの耐荷重を超えてしまい、吸盤が外れる結果になりました。

カーサイドタープ設置に必要な道具を再検討! 〜成功篇〜

ここからは、失敗を経て再度道具を吟味し、最終的にカーサイドタープ設置に成功した方法をご紹介していきます!

必要な道具

  • タープ(ヘキサタープかレクタタープかDDタープ)
    ※タープのサイズは車体のサイズに合わせたものを使用してください
  • ポール 2~4本(タープの形状次第で必要な本数が変わります)
  • ガイロープ
  • ペグ、ペグハンマー
  • スクリュー式タープテントクリップ

改めてよく調べてみたところ、カーサイドタープ専用の取り付け器具がありました!

今回使用した『スクリュー式タープテントクリップ』は、カーサイドタープ専用の取り付け器具。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

カラビナもセットになっていて1,000円以内で購入できるので、ぜひ導入を検討してみてください!

ただしこちらの商品、車体に10mm未満のレインガーター(雨どい)がついていることが前提となります。

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

黄色の円の中の矢印の部分にレインガーター(雨どい)の出っ張りがあります。みなさんのお車にもこのレインガーターがついているか確認してみてくださいね!

なお、今回筆者が使用したタープは、テントファクトリーヘキサゴンタープTC470 ポリコットンTF-TCHT470です。

レインガーター(雨どい)がついていなくても大丈夫!

レインガーター(雨どい)がついていない車の場合、小川キャンパルタープ用吸盤フック3199を使用すれば車体にタープが取り付けられます。

スクリュー式タープテントフックは樹脂製なので、車体に傷がつかないですし、タープ用吸盤フックも吸盤を取り付けるだけなので車体に傷はつかず、安心です。

道具が揃ったら実際にカーサイドタープを設置してみましょう!

道具の準備が完了したら、早速実際にカーサイドタープを設置していきましょう!

1.車のレインガーター(雨どい)または、吸盤を取り付けるルーフをウェットティッシュなどできれいにふきあげ、タープを一度あてがってみましょう。

レインガーターや吸盤の設置面が汚れていると取り付け器具が取れやすくなり、思わぬ事故に繋がることがあります。注意して行いましょう。

2.タープのグロメット部(ハトメ)がくる場所に、スクリュー式タープテントクリップ、またはタープ用吸盤フックを取り付けます。

車体後方のグロメット部(ハトメ)の位置から取り付け器具を取り付けると、ズレずに設置できると思います。

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

このとき、フック上部についている固定用ネジをしっかり締めておきましょう。

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

少し引いて見てみると、このように車体に取り付けられています。

3.スクリュー式タープテントクリップ、またはタープ用吸盤フックをグロメット(ハトメ)と同数、適切な場所に取り付けたら、フックにタープを取りつけます。

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

筆者が使用しているタープの場合、車体側のグロメット(ハトメ)は2箇所でした。

4.車体側の取り付けができたら、車体とは反対側の辺にあるグロメット(ハトメ)にポールをさし込み、タープが抜けないように、その上からガイロープを掛けます。

ガイロープをタープの上からかけることで、多少の風ではタープが抜けにくくなりますよ。

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

カーサイドタープを使用する際の注意点

画像: カーサイドタープを使用する際の注意点

今回ご紹介した方法でカーサイドタープを使用する際の注意点をご紹介していきます。

風の強い日には使用しない

風が強い日は、風圧が耐荷重を超える危険性があります。事故にもつながりかねないので、風の強い日は使用を控えてください。

タープの下で焚き火をしない

タープの下で焚火をするのは危険です。ポリコットン素材のタープでは溶けてしまいますし、TCタープ(テクニカルコットンタープ)は難燃性に優れていますが、火の粉がガイロープや車体に飛んで火災を引き起こしてしまう可能性があります。

カセットコンロをタープの下で使用する際にも、タープの高さ(車体の高さ)を考慮して使用可能かどうかを必ず点火前に確認してください。

カーサイドタープがあるとキャンプスタイルの幅が広がる! 簡単に導入できる自作サイドタープに挑戦しよう

今回ご紹介した自作カーサイドタープに必要な道具は、どれもコンパクトで軽量なアイテム。荷物の積載量にさほど影響しません。

大掛かりな装備は不用なのに、必要なときに確実に雨や陽射しを避けることができます。

メリットがたくさんあって、キャンプスタイルの幅が広がるカーサイドタープ。ぜひ上手に活用してアウトドアを満喫しましょう!

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