【ハロウィンキャンプ】メキシコ流「死者の日」デコレーション＆料理をアメリカ在住キャンプライターがご紹介！(お役立ちキャンプ情報 2021年10月10日)

アメリカのキャンプライター舟津です！10月はハロウィンシーズン。家やキャンプで「ハロウィンデコレーション」を楽しむ人は多いですが、今年は一味違ったメキシコ風ハロウィン「死者の日」の仮装とデコレーションでハロウィンキャンプを味わいませんか？

メキシコの祭り「死者の日」とは…

「死者の日」とは、毎年11月1〜2日をメインにメキシコ各地で行われる「死者に捧げる先住民の祭礼行事」で、ディズニー映画「リメンバー・ミー」で一躍世界的に有名になったイベントです。

平たく言えば、日本でいう「お盆」のような行事ですが、ラテンアメリカらしく、カラフルな仮葬とデコレーションで賑わいます。

一方、「ハロウィン」は古代ケルト人が豊作を願い、悪霊を追い払おうとした収穫祭が起源で、厳密にいえば「死者の日」と「ハロウィン」は異なりますが、時期も近く、仮装を楽しむイベントとして今では両イベントを掛け合わせて楽しんでいる人が増えてきています。

「ハロウィン」の定番は、カボチャを彫って作る「ジャックオーランタン」ですが、「死者の日」の定番アイテムはガイコツ。ガイコツ風に顔をペイントして楽しむこともできますが、カラフルなガイコツ型の小物をキャンプサイトに置くだけでメキシコ風になります。

また、「死者の日」に欠かせないカラフルなプラスチックパネルをテントに付けると、サイト自体がぐっと華やかになります。筆者はメキシコでこのパネルを購入しましたが、日本でもアマゾンなどネットサイトで購入可能です。

キャンプサイトで花を飾るのもおしゃれです。映画「リメンバー・ミー」でオレンジ色のマリーゴールドが印象的でしたが、マリーゴールドは「死者の世界から、現世の祭壇までの道しるべ」となる花です。キャンプサイトにもこの艶やかなオレンジの花を飾れば、華やかになります。

「死者の日」のデコレーションに合わせて、メキシコ料理に挑戦してみるのはいかがでしょうか？

メキシコ料理の定番「タコス」。普段なかなかメキシコ料理は食べないかもしれませんが、意外とタコスは野外で食べるのに相性がよい料理です。

具材を包むトルティーヤとサルサがあれば、難しく考えずあとは好きな食材を包めばOK。日本でいう手巻きのような感覚で手軽に作れます。トルティーヤとサルサは手作りすることもできますが、それ自体もカルディー（Kaldi）などで販売されています。

タコス以外にも、トルティーヤに具を巻いてソースをかけて作る「エンチラーダ」、チーズを巻いてつくる朝食にぴったりの「ケサディーリャ」など、トルティーヤがあればいろいろなメキシコ料理にアレンジできます。

我が家は、キャンプで夜タコスをして、朝食にケサ―ディーリャを作ることがあります。

「死者の日」の定番、オレンジ風味のパン「パンデムエルト」。

地方によってカタチが多少違い、オアハカ地方では顔や花の装備品がつけられますが、定番のカタチは“おっぱい”のように見える「骨をイメージしたカタチのパン」です。

パン作りが好きな人は、これをキャンプ飯で作るのもあり！です。

シンプルなパンで作り方は難しくなく、1次発酵を家で済ませて置けば、キャンプ場で生地を模り、ダッチオーブンで焼くだけで簡単です。ほんのり甘いので子供にも喜ばれる味です。

メヒカーナ直伝♩【死者のパン】手捏ね版 by Hinatita

日本国内でもメキシコ流ハロウィン「死者の日のパン」を販売しているパン屋さんがあるようです！

View Post on Instagram

可愛いデコレーションですね！

我が家も愛用しているメキシコの定番スパイス「タヒン」。

ピリ辛なのに甘酸っぱい変わった味のスパイスですが、コレがあればメキシコでよく飲まれているビールカクテル「ミッチェラーダ」も簡単に作れます。

また、メキシコではフルーツやアイスクリームにもコレを振って食べています。サラダや肉とも相性がよく、これ１つあればなんでもメキシコっぽい味に変わる魔法のスパイスです。

私は、ビールにかけて「ミッチェラーダ―」にするほか、スイカやマンゴーなど南国のフルーツに使用しています。ライムが入って酸っぱさがあるため、魚好きの人は、カルパッチョに振りかけても相性抜群です。

家でハロウィン気分を味わうのも楽しいですが、キャンプ場で暗闇の中、キャンドルやライトを灯しハロウィン気分を味わうのもまた違った面白みがあります！

今年はテントをカラフルに飾りつけをして、一味違ったメキシコ風のハロウィンを楽しんでみてはいかがでしょうか。