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ヒッチキャリアで積載量アップ!キャンプの荷物問題を解決する外付け収納アイテムを徹底紹介

アメリカ在住のキャンプライター舟津です。キャンプに出掛けるとき「Just in Case(=念の為)」で荷物が増える我が家。しかし、車に詰めるスペースは限られています。そこで、我が家はヒッチキャリアで荷物スペースを拡張しています。今回は、車の後ろに外付けするヒッチキャリアのメリット・デメリットやおすすめアイテムなどを交えて徹底紹介したいと思います。

そもそも、ヒッチキャリアとは…

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

「ヒッチキャリア」は、日本ではあまり耳にすることがない単語かもしれませんが、簡単にいえば車の後ろに荷物が詰めるように荷物キャリアを外付けするもの。

ルーフキャリアと同様に大人気のヒッチキャリア

アメリカではこの外付け収納スペースはルーフキャリアと同じぐらい人気で、キャンプ場ではヒッチキャリアをつけた車をよく見かけます。

「車のトランクだけではキャンプ道具が入らなくなってきた!」と悩んでいるキャンパーは、このヒッチキャリアを足すことで積載量をアップすることが可能になります。

ヒッチキャリアの取付方法は?

ヒッチキャリにもさまざまな種類がありますが、どのタイプのモノもまずはヒッチキャリアを車とドッキングさせるため、車にヒッチメンバー(けん引用接続器具)をつけなければなりません。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

我が家はトレーラーを牽引していたため、車を購入時、ディーラーのオプションでヒッチメンバーを取り付けましたが、後付けでも取り付け可能です。

ただし、車の車種によって合うヒッチメンバーが異なります。またヒッチキャリアとの相性、強度の違いがあるため、ヒッチメンバーを付ける際は、「何が目的」「どのぐらいの強度が必要」「どんなヒッチキャリアをつけたいか」など相談して取り付けるようにしましょう。

また、中古車の場合はヒッチメンバーが付いているモノがあります。車を買い替えるとき、先を見越してヒッチメンバー付きのモノにするのもひとつの方法です。

ヒッチメンバーに合うヒッチキャリアーを選ぶ

ヒッチメンバーが付いている車の場合は、そのタイプの差し込み口と合うヒッチキャリアを選びましょう。

取り付け方はキャリアのタイプによって多少変わりますが、基本的にヒッチメンバーの穴にヒッチキャリアをドッキングさせ…

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

取れないように金具で留めるだけです。

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

我が家のモノは約3分ほどで取り付け可能ですが、ヒッチキャリアは金属で結構重いです。

我が家がヒッチキャリアを選んだ理由は…

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

2年前までトレーラーでキャンプをしていたため、荷物はトレーラーに入れられたのですが、そのトレーラーが盗難され、テントキャンプになり、車にすべての荷物を入れないといけなくなり、荷物がトランクにパンパンに!

特に、私の車はラングラーの2ドア。アンリミテッドのラングラーに比べて荷物スペースが狭く、後ろのシートを外し、荷物スペースを増やしたものの、それでも長期キャンプに出るとテトリスのように荷物を積まなければならなくなり…。

はじめはルーフキャリアを付けようか考えましたが、背の低い私は荷物の出し入れが困難。また、重いモノをルーフに上げるほど若くないこともあり、比較的手ごろな値段で販売されているヒッチキャリアを選択しました。

2way仕様のヒッチキャリア

我が家が購入したのは、「CargoLoc」のルーフキャリアにもなる2Way仕様のヒッチキャリア。

「ルーフキャリアにもなり便利そう」と思いこれにしましたが、結局いまのところ一度もルーフキャリアとして使用することなく、ヒッチキャリアとして大活躍しています。

ヒッチキャリアのメリットは...

ヒッチキャリアを使用して2年。ヒッチキャリアのメリットを紹介します。

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

【メリットその1】積載量アップ

一番のメリットはやはり積載量がアップすること。ヒッチキャリアの種類にもよりますが、我が家はヒッチキャリアの上に2つクーラーボックスを置いています。

また、我が家はアンティークショップ巡りも好きですが、このスペースがあるとイスなどトランクスペースに入らないモノも置くことができます。

【メリットその2】荷物の出し入れが簡単

テトリスのように荷物を積むと、下の荷物だけ取りたいときなかなか取り出せません。また、ルーフキャリアの荷物も取りだすとき腰に負担がかかります(筆者は一度ぎっくり腰になったため腰への負担には気を付けています)。その点、ヒッチキャリアは荷物が取り出しやすく腰への負担も少ないです。

【メリットその3】テーブル代わりに使える

ヒッチキャリアは荷物を載せてないときは、テーブル代わりになります。我が家はここでコーヒーを沸かし飲むのが定番です。

【メリットその4】汚れているものや匂いがあるものを載せられる

車内に置きたくない匂いが強いモノや、雨や泥で汚れたキャンプギアなどをここに置けば、車のトランクの汚れを防げます。

【メリットその5】キャンプ玄人に見える

コレを付けていると何十年もキャンプに行っている人のように見える!車好きの人は、車のカスタムの一環として取り付けるのもかっこいいです。

ヒッチキャリアのデメリットは…

メリットばかりではありません!ヒッチキャリアの“ちょっと”という部分は…

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

【デメリットその1】駐車&運転に注意が必要

私が住むアメリカは駐車スペースが広く、ヒッチキャリアを付けていても問題なく駐車できますが、日本の場合、駐車スペースが狭いところが多いので、付けているときは注意が必要。

また、運転するときもいつもより車の長さがあることを頭にいれ、車線変更をしなければならず、ちょっと運転に気を使います。

【デメリットその2】ヒッチキャリアを収納する場所が必要

使わないとき畳めるヒッチキャリアもありますが、ヒッチキャリアを車から外すと、それを収納する場所が必要になります。

【デメリットその3】天候によっては載せているモノが濡れたり、汚れたりする

車のトランクは雨でも濡れる心配はありませんが、ヒッチキャリアに載せているモノは雨が降れば濡れます。また、天板は網状のモノが多く、下から泥ばねや石が跳ねることもあります。

それを防ぐため、ビニールカバーを下に敷いたり、雨に強いボックスを用意して、その中にギアを入れるようにしましょう。

【デメリットその4】荷物が盗難される恐れがある

ヒッチキャリアに載せているモノは、ヒッチカバーをかけていても簡単に誰でも取り出すことができ、置いているモノが盗難される恐れがあります。

それを予防するため、我が家はチェーンの錠をかけて簡単に取られないようにしていますが、高価なギアはここに置かないようにしたほうがよいでしょう。

【デメリットその5】初期費用がかかる

ヒッチメンバー付きでない車の場合は、ヒッチメンバーも取り付ける必要があり、ヒッチキャリア自体はさほど高くないですが、初期費用がかかります。

ヒッチキャリアを付けるときの注意点

画像: ヒッチキャリアを付けるときの注意点

けん引ではないため、ヒッチキャリアを付けるのに届出などは必要ありませんが、日本の道路交通法によりヒッチキャリアを付ける場合は、

  • ヒッチキャリ―の幅が車両幅より大きくならないこと
  • ナンバープレートやランプなどが見えるようにする
  • 積載量最大50Kg
  • 車体全長の10%以内の積載位置

など、いくつかの決まりがあります。

付ける際に必ず規則を確認。そのルールに従い取り付け、運転をしてください。

用途によって選べるヒッチキャリア

アメリカではメジャーなヒッチキャリアですが、日本でも徐々に需要が伸び、販売されている種類も増えてきています。

リーズナブルで折り畳めるヒッチキャリア

1万円以内で、使用しなときは折り畳めるヒッチキャリア。パウダーコートもされ錆に強いのも魅力。

ケージが高く落下の恐れなしのヒッチキャリア

折り畳みの高さがあるケージ付きで、荷物の持ち運びがしやすいヒッチキャリア。

軽自動車に対応する幅1200mmのヒッチキャリア

横幅が1200mmと通常のヒッチキャリアより一周り小さいサイズで、軽自動車にも対応。ガタつきを軽減するアイボルトが標準装備されています。

ヒッチキャリアと合わせて持っていると便利なアイテムは?

ヒッチキャリアを使う際に「これを持っていると便利!」なアイテムをご紹介します。

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

ガタ付き防止のガタストッパー

ヒッチメンバーにヒッチキャリアを入れても隙間があり、それによりガタ付きがでます。それを防ぐのがガタストッパーです。

荷物を固定するヒッチキャリアネット

ヒッチキャリアに置いた荷物が落ちないように固定するネット。

ヒッチキャリアに置いてある荷物を守る防水バック

ヒッチキャリアにある荷物を水、風、紫外線から守る防水バック。

ヒッチキャリアを入れていないときに使うヒッチカバー

ヒッチキャリアを付けていないとき、ヒッチメンバーが雨などで錆びないようにするカバー。無地のモノから、トヨタやJeepなど車種のロゴが入っているモノなどもあります。

積載量を増やしたい人は「ヒッチキャリア」を付けるという選択肢もあり!

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

キャンプにハマればハマるほどキャンプギアは増えていくもの。特に今からの季節は寒くなるため、防寒アイテムで荷物が嵩張ります。ヒッチキャリアがあれば、荷物の出し入れもスムーズ。

「荷物が増えすぎて車のトランクだけでは収納できない!」というキャンパーは、ヒッチキャリアという選択肢もあり!だと思います。

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