レトロなアイテムで、星空を楽しむキャンプはいかが?
2023年09月21日

長く愛されてきたアイテムには見た目の可愛さや無骨さがあり、それぞれに愛される理由があるものです。今回はそんなアイテムたちの中からいくつかを、2回に分けて、ご紹介します。
レトロ×星空、なんで?

1. 空が暗いこと
街明かりから離れていることや、それを反射する雲がないこと、また、自分のいる場所の近くに強い光源がないことなどで、星のほのかな明かりも見ることができるようになってきます。満月の時などは、月が明るく、星が見えにくいこともあったりします。
2. 空気が澄んでいること
空気中のチリや埃など、さまざまな物質が少ないほど、星ははっきりと見ることができます。また湿度が下がり、大気中の水蒸気が減ることで、空気が澄んで、星が見やすくなります。似たようなことで、空気の影響が少なくなる、標高の高い場所も星が見やすくなります。
さて、では「なぜレトロなアイテムがよいか」というと…それは、最近の多くの道具の中で、あまり明るくないからというのが1番の理由でしょうか。また多くのテクノロジーなどの進化がある中で、古くから使われているアイテムは、少し面倒くささがありつつも、アナログ的な良さもあります。大きな自然を感じる時には、この気分的な要素がとても大きな役割となると思いませんか。
レトロアイテムその1. 飯盒

☆白米(2合)の炊き方☆
1. 白米を計って飯盒に入れます。
※飯盒に付属している内蓋は2合、外蓋は3合の計量カップになるものがほとんどです。
2. 米を研いで、水を入れ、1時間ほど吸水させます。
※飯盒には、水加減を見るための印線がついていることがほとんどですので、説明書を読んでみてください。一般には米1に対して水は1.1〜1.2倍の量になります。
3. 焚き火の火が安定したら、飯盒をかけます。底面から側面へ、半分程度の高さの火が回る程度にします。短時間で沸騰させましょう。
4. 飯盒の蓋から泡がぶくぶくと噴き出てきたら、弱火程度の火力、鍋底に火が当たる程度にして、10分ほど炊きます。
5. 菜箸や木の棒などで、蓋を軽く押さえてみて、振動がなくなったら、炊き上がりです。
6. 火から下ろして、蓋がしっかりとしまったまま、上下を逆さに返します。10分ほど蒸らしたら出来上がりです。
※蒸らす際に、タオルなどで包むと保温性が上がり、よりふっくらと炊きあがります。

次回は灯りと熱源のアイテムをご紹介します。お楽しみに!