ゴルフの横振りと縦振りの特徴や違いとは?シーンごとのスイングのコツも紹介
2022年06月26日
この記事ではゴルフの横振りと縦振りの特徴の違いや、飛距離を出すための正しい縦振りのポイント、シーン別のゴルフ縦振りスイングのコツについて解説します。「安定したスコアを出したい」「ブレないスイングにしたい」は参考にしてみてください。
ゴルフの横振りと縦振りの特徴や違い
■横振り
ゴルフの横振りは「フラットスイング」と呼ばれるスイングです。バックスイングからダウンスイングになる瞬間である「トップ」の両手の位置が低めになるのが特徴で、ダウンスイングはヘッドが内側から降りてくる「インサイド・アウト」気味になります。横振りをすると、体が軸となってヘッドが円を描くように動くので、遠心力でボールが飛ばせます。
横振りのスイングは、クラブのフェースが大きく開くため、左右へブレてしまいやすいという特徴があります。インパクトの際、フェースがボールに当たって移動する距離をインパクトゾーンといいますが、横振りはインパクトゾーンが短くなる傾向にあります。インパクトゾーンが短いと、フェースが真っ直ぐな状態で打てないので、左右にぶれてしまいやすく、結果的にミスになってしまうのです。
また、遠心力を使って飛距離を出すスイングなので、元々のパワーがないと思ったような飛距離が出せません。女性やパワーが足りない人、体を軸として使い切れていない場合は、飛距離が落ちてしまうことがあります。
横振りは動きがシンプルで、少ない体重移動でショットが打てるのも特徴です。安定しなければミスが出やすいショットではあるのですが、この後開設する縦振りと比べると体重移動が少ないため、正しいスイングが身につけば安定しやすいです。
ゴルフクラブのなかで、ドライバーやウッド系のクラブを使うときは、横振りのスイングが基本となります。横振りは、骨盤を少しボール側に傾けるようにしてスイングすると、理想的なスイング軌道が描けます。
■縦振り
ゴルフの縦振りは「アップライトスイング」とも呼ばれるスイングです。トップの際の両手の位置が高くなるのが特徴で、ダウンスイングがヘッドが外側から降りてくる「アウトサイド・イン」気味になります。縦振りは体重移動をしっかりして、ヘッドを振り子のようにしてインパクトすることで飛距離を出せるスイングです。
縦振りは横振りと比べると、インパクトゾーンが長くなります。そのため、ボールがフェースに対して真っ直ぐ当たりやすく、少しブレたとしてもミスが出にくいのが特徴です。
また、スイングの最下点より少し前の「ダウンブロー」で打ちやすいので、ボールが沈みやすい芝でもしっかりとボールを捉えてショットを打つことができます。このため、アイアンやウェッジは縦振りのスイングが基本です。
遠心力ではなく体重移動をして振り子の原理でボールを飛ばすので、パワーが少なくても正しいスイングをすれば飛距離が出やすくなります。高めのトップからダウンスイングに入るので、腕を振り下ろしやすいでしょう。
アウトサイド・イン気味になるスイングでボールを捉えやすい縦振りですが、その結果ボールは利き手の方向に回転がかかりやすくなるので、スライスが出やすくなることもあります。
ドライバーで飛距離を出すための正しい縦振りとは
ドライバーで飛距離を出すための正しい縦振りスイングをするためには、両脇をしっかり締めてスイングしましょう。特に利き手ではないほうの肘を意識して、脇をしっかり締めてください。脇が開いているとスライスが出やすくなってしまいます。
振り下ろすときは力を入れすぎず、ヘッドの重みを使って振り下ろすと体が自然と正しく使えて飛距離が出やすいです。
シーン別のゴルフの縦振りスイングのコツ
■ドライバー
ドライバーはクラブの長さがあるため、地面にむかって鋭角にダウンスイングする縦振りがしづらいです。縦振りでしっかり飛ばすためには、やや斜め方向からの縦振りを意識してください。
■アイアン
アイアンはドライバーよりもクラブが短いため、意識しなくても縦振りになりやすいです。アイアンで飛距離を出したいときは、クラブの重さを生かして体重移動を心がけましょう。
■ウェッジ
ウェッジで縦振りすると、シャンクが出づらくなります。飛ばしたい距離に対して、腕の角度を意識しましょう。あまり距離を出さないのであれば、パターのように振ってみてください。
自分のスイングをチェックして修正点を見つけよう
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