気象レーダーとは、アンテナから電波を発射することで降水粒子を捕捉し、降水強度と雨雲までの距離を観測する装置をいいます。アンテナから発射された電波は降水粒子に当たって反射されます。この反射された電波をアンテナが捕捉し、反射の強さ から降水強度を、電波を発射してから戻ってくるまでの時間と方位から雨雲までの距離を求めています。気象レーダーから発射される電波は、大気中を直進するため、電波の軌道上に障害物等があると、その向こうにあるものは観測できなくなります。そこで、気象庁は全国20ヶ所(2018年5月現在)に気象レーダーを設置し、日本全国を網羅しています。