桜の便り最早記録が続く　見頃エリア拡大　あす29日は広く晴天　お花見は寒暖差注意(気象予報士石榑　亜紀子 2023年03月28日)

桜の便り最早記録が続く　見頃エリア拡大　あす29日は広く晴天　お花見は寒暖差注意

2023年03月28日18:42

日本気象協会本社石榑　亜紀子

桜の便り最早記録が続く　見頃エリア拡大　あす29日は広く晴天　お花見は寒暖差注意

あす29日は、広い範囲で晴れてお花見日和に。関東は一時雨の所もありますので、外出時は念のため雨具があると安心です。きょう28日は、統計開始以来、最も早く福島で桜満開、長野で桜開花となり、今シーズンは最早記録が続出しています。

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広範囲で晴れ　関東は念のため雨具を
一日の気温変化に注意　お花見は調節しやすい服装で
桜の見頃エリアは九州～東北南部まで一気に拡大
この先はお花見日和多く　激しい寒暖差に注意

広範囲で晴れ　関東は念のため雨具を

あす29日(水)は、九州から北海道にかけて、広い範囲で晴れる見込みです。

きょう28日(火)は、冷たい雨が降った関東では、日中は日が差す時間もありますが、まだ雲がとれにくい状態が続くでしょう。一時雨の降る可能性もありますので、外出時は念のため雨具があると安心です。沖縄も雲が多く、夜は雨の所がありそうです。

一日の気温変化に注意　お花見は調節しやすい服装で

今夜からあす29日(水)朝にかけて、冷え込みが強まるでしょう。
あす29日(水)朝の最低気温は、けさと同じかやや低く、平年並みか平年をやや下回る所もありそうです。

日中の最高気温は、きょうと同じかやや高くなるでしょう。
九州から東海は20℃前後、関東や北陸は15℃くらい、東北や北海道は10℃を超える見込みです。

きょうは正午の気温が8℃台と真冬のような寒さだった東京も、15℃を超える見込みで寒さが和らぎそうです。

ただ、朝晩と日中で10℃くらい差が出る所が多く、寒暖差がかなり大きくなります。特に、お花見など、外で過ごす時間が長くなる方ほど、調節しやすい服装で、お出かけください。

桜の見頃エリアは九州～東北南部まで一気に拡大

きょう28日(火)は、福島、広島、松山で桜が満開に、長野では桜開花の発表がありました。
いずれも平年より早い満開や開花となり、福島の桜満開と、長野の桜開花は、統計開始以来、最も早い記録です。
ことしは3月の気温が、平年よりも大幅に高く、桜の開花、満開の最早記録が各地で相次いでいます。

3月22日(水)には、全国一番乗りで東京の桜満開が発表され、きょう28日(火)までに、九州から東北南部まで見頃のエリアが一気に広がりました。

きょう28日(火)朝の時点で、満開から6日経った東京都千代田区靖国神社の標本木は、満開の発表から一週間近く経つ割には、まだ花がたくさん残っていて、散り際の桜を楽しめる状況です。
満開が発表されてから、1週間前後は見頃の続く所が多くなりそうです。

この先はお花見日和多く　激しい寒暖差に注意

この先は、高気圧に覆われて晴れる日が多くなるでしょう。
2日(日)頃は、太平洋側は湿った空気が流れ込みやすく、雨の降る所もありそうです。

最高気温は平年より高く、特に、31日(金)から1日(土)は、九州から東北南部で20℃以上の暖かさとなる所が多く、上着なしでもお出かけできそうです。ただ、朝晩と日中の気温差が大きくなりますので、外出時は上着や羽織るものをお持ちください。