厳冬期の冬キャンプレシピの合言葉は『コトコト』
2024年02月05日
2024年のキャンプ初めは、もう済んでいますか?晴れた日の日中の陽射しのありがたさと暖かさに感謝したり、夜の澄んだ寒空の下、星の澄んだ輝きに感動したり。冬ならではの楽しみを発見する冬キャンプ。厳冬期真っ只中のこの時期、やはり暖かさを維持する備えは必須ですよね。今回は、『コトコト』をテーマにじっくり煮込むメニューをご紹介します。
焚火の熾火やストーブなどの上に置いて、じっくりと。ゆったりした時間が流れるアウトドアだからこその楽しみを、是非!
『コトコト』その1
最初にご紹介するメニューは牛肉の煮込みです。すじ肉や塊肉で作ると、油や臭みを抜くための茹でこぼし作業があるので、キャンプで1から作ることを避けてしまうこともあるのではないでしょうか。そこで、今回は薄切り肉を使って、手間と時間を短縮します。一旦、具材を取り置く工程が入りますが、基本的にワンパン(ひとつの鍋)で調理することができます。簡単に、かつ、とても美味しいので、定番になってしまうかも!?
アレンジとして、最後の煮込み前にトマトと小さじ1程度のしょうゆを加えると、爽やかな味になります。
☆簡単!牛肉の煮込み
<材料>およそ2人前
切り落とし牛肉 400g
にんじん 2本
薄力粉 大さじ2程度
サラダ油 大さじ2
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1片
赤ワイン 100ml
ローリエ 1枚
塩 小さじ1
こしょう 少々
<作り方>
1. にんじんは包丁で軽くこそぐようにして皮を除きます。1本をおよそ3等分の長さにし、それを縦4つに割るように切ります。
2. 玉ねぎとにんにくはみじん切りにします。
3. 牛肉を1枚広げ、端からクルクルと巻いていきます。肉の端に次の一枚を広げて重ねて、数枚でひとつの樽状になるように巻いていきます。6〜8個程度できるようにします。
4. 3.が全てできたら、塩、こしょうを振って、薄力粉をまぶしつけます。
5. 鍋にサラダ油を引いて、中火で熱します。牛肉の巻き終わりを下にして、焼いていきます。焼き色がついたら、上下を返し、全体に焼き色がついたら、一旦、皿などに取り出しておきます。
6. 鍋に残った牛肉の油が多すぎるようであれば、キッチンペーパーなどで軽く拭きます。そのままにんじん、玉ねぎとにんにくを加えて、全体が混ざるようにひと混ぜします。
7. 弱火にして、蓋をします。4分ほど、そのまま蒸し焼きにします。
8. 蓋を外して、全体をひと混ぜしたら、5.の肉を加えます。赤ワインとローリエを加えて、中火にして、フツフツとするまで加熱します。
9. 再び蓋をして、ごく弱い火で20分ほど煮たら、完成です。
『コトコト』その2
次にご紹介するのは、優しい味のフォンデュです。その1でご紹介したメニューと、ぜひ、合わせてみて欲しいメニュー。豆乳を使っているので、とても優しい味わいです。パンやソーセージだけでなく、蒸したり焼いたりしたブロッコリーやレンコン、さつまいもなど、野菜とも高相性です。こっくりした濃いめの味わいがお好きなら、ピザ用チーズを加えてみても。味変にもおすすめです。
☆優しい味わいにほっこり!豆乳フォンデュ
<材料>およそ2人前
豆乳 2カップ
にんにく 2片
みそ 大さじ1
コンソメ顆粒 小さじ1
白ワイン 大さじ2
<作り方>
1. にんにくはすりおろします。
2. 小鍋に豆乳の1/4量、にんにく、みそ、コンソメ、白ワインを加えて、しっかり混ぜてから、弱火にかけます。
3. 木べらなどでしっかり混ぜながら、少しずつ豆乳の残りを加えていきます。
4. 最初はダマがありますが、段々と滑らかにとろみがついてきたら完成です。
5. 食べながら、水分が少なくなってきたら豆乳を足しても。保温程度のごく弱火で温めつつ、混ぜながら食べるのがおすすめです。
『コトコト』している間の蒸気や香りでも幸せな気分になりますよね。「冬って楽しい!」の機会をぜひ!