登山初心者は何を持っていけばいい?登山のプロに聞いた持ち物・装備選びのポイント
レジャー
登山初心者がいざ山に登ろうとしたとき、最初にぶつかるのが「持ち物」や「装備」の選び方ではないでしょうか。登山初心者向けの登山準備について紹介する
神戸発の国産アウトドア用品メーカーfinetrack(ファイントラック)の平川陽一郎さんに、登山初心者が知っておきたい持ち物や装備選びのポイントを伺いました。
登山では、ザックや登山靴、レインウェアなど、さまざまな装備が必要です。すべてを最初から購入するのではなく、レンタルを活用する方法もあります。また、登山靴やウェアなどは、山の難易度や季節、当日の天気などに合わせて選ぶことも大切です。
登山では、ザックや登山靴、レインウェアをはじめ、さまざまな装備が必要になります。
必要なものをきちんと用意することはもちろん大切ですが、荷物が重くなれば、その分体への負担も大きくなります。登る山や季節などに合わせて、必要なものを選ぶことがポイントです。
登山靴は「履き慣れているから大丈夫」とは限らない
登山靴は、自分の足に合ったものを選ぶことが大切です。
登山靴は、アッパー部分が厚くなることで足元のバランスを取りやすくなるなど、登山で歩くことを考え、行先に合わせて作られています、日帰りなのか泊まりなのか、行先に合わせた靴を選びましょう。
一方、以前使っていた登山靴を久しぶりに使う場合にも注意が必要です。
長期間履いていなかった靴は劣化している可能性があり、登山中に壊れてしまっても、山の中ですぐに代わりの靴を用意することはできません。久しぶりに使う登山靴は、事前に状態を確認しておきましょう。
ザックは少し余裕のあるサイズを選ぼう
ザックを選ぶときは、持っていく荷物がちょうど入る大きさではなく、少し余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。食料や飲み物などの「消費するもの」を除いた装備の重さを表す「ベースウェイト」という考え方があるのですが、それに加えて雨具や趣味のもの(カメラなど)を入れた上でザックに3リットル程度余裕のある大きさが目安とのこと。
荷物をきっちり詰め込んでしまうと、登山中に荷物を出し入れする際に手間取ってしまいます。
登山中に必要なものを取り出しやすく、使ったものを戻しやすいよう、少し余裕を持たせておくことがポイントです。
登山のウェアは「汗」と「体温」を考えて選ぶ
登山では、体温を適切に保つためのウェア選びも重要です。
歩いているときには汗をかいていても、休憩したり風が吹いたりすると、汗で濡れたウェアによって体が冷えてしまうことがあります。そのため、登山では汗を吸って乾きやすいウェアなどを組み合わせて着ることがポイントです。
登山の服選びをするときに重要なのが、衣服を重ね着しておき、状況に応じて脱ぎ着する「レイヤリング」です。「撥水する肌着」ともいわれるドライレイヤー※はあらかじめ中に着用し、その上に吸汗速乾性のあるウェアなどを重ねます。
※「ドライレイヤー」は株式会社finetrackの登録商標です。
また、天気によっても持ち物は変わります。登山の必需品であるレインウェアは、着用するタイミングは既に雨が降っている状態であるため、いつでも着られる状態でザックの中にいれておくことが大切です。
登山初心者にとって、装備選びは安全に山を楽しむための大切な準備のひとつです。
すべてを最初から揃えようとせず、必要に応じてレンタルも活用しながら、自分が登る山や季節、当日の天気に合った装備を準備しましょう。これから登山を始めてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。