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    江戸時代の重要な幹線ルート「湯坂路」

    2020年10月24日

    天下の険といわれた箱根越えには、もともと足柄峠を越える足柄道が使われていた。それが、802(延暦21)年の富士山の大爆発により閉鎖され、新たに開かれるのが湯坂路である。江戸時代、徳川幕府により東海道が開かれるまで箱根権現詣や湯治に訪れる人たちが利用する重要な幹線ルートとして賑わっていたといわれる。

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    小涌谷駅から浅間山箱根湯本駅へ

    • 難易度:初級
    • 合計所要時間:2:40
    • 累積標高:350m
    • 距離:約7.1km
    • コースタイム:小涌谷駅-(25分)→千条ノ滝-(35分)→宮ノ下分岐-(5分)→浅間山-(10分)→大平台分岐-(30分)→湯坂山-(30分)→湯坂城跡-(25分)→箱根湯本駅

    小涌谷駅

    浅間山から湯坂路を歩くには、小涌谷駅からのコースのほかに鷹巣山や宮ノ下駅、大平台駅からも歩くことができる。

    千条ノ滝

    箱根登山鉄道小涌谷駅で下車したら、目の前の国道1号を渡る。浅間山の道標に従って住宅街を抜ける。砂利道を歩くようになると千条ノ滝に到着する。高さ4mほどの滝だが、幅20mに渡って岩肌を落ちる幾筋もの流れがとても優美である。滝の前のベンチに座って、ゆっくり鑑賞しよう。

    宮ノ下分岐

    千条ノ滝から川を渡って登山道に取り付く。浅間山への道標に従う。沢沿いの道はすぐに分岐する。右は鷹巣山への道。浅間山は直進するように左へ行く。雑木林の中を歩く道は広いが、ところどころ急勾配もあるのでゆっくり歩くようにしよう。ジグザグの登りから勾配が落ち着いてくると小さな広場に出る。ここが宮ノ下分岐。木々の間から降り注ぐ光が心地いい場所だ。ここからまっすぐに延びる道を行けば、5分ほどで浅間山山頂に到着する。

    浅間山

    浅間山山頂は細長く広い。ちょっとした広場のようで開放感に溢れている。サクラの咲く4月中旬ごろだと花見客で混雑し多くの宴が開かれる。冬でも天気にさえ恵まれれば昼寝も楽しめる。わずかだが二子山や駒ヶ岳の展望にも恵まれている。ベンチやテーブルの数は少ないが、山頂は草地なので、どこでも休憩ポイントになる。

    大平台分岐

    防火用の水を蓄えた小さな建物の建つ小さな広場に出る。ここが大平台分岐。日当たりはいいが展望はない。

    湯坂山

    浅間山からは箱根湯本方面へ下る。下り始めはゆるやかで、サクラの木の間を抜けるようにして行く。10分ほどで広場の草地に座り休憩する人の姿が目立つ。大平台分岐を直進して草原状の道を進む。この道が湯坂路といわれるもの。木々の隙間から時折、二子山や駒ヶ岳が顔を出す。分岐から30分ほど絵の植林地に入り日当たりが悪くなる。木の根が露出し多少歩きにくいが、極力踏まないように注意したい。

    湯坂城跡

    湯坂山を過ぎるとヤマザクラやソメイヨシノ、イロハカエデなどが茂る道をジグザグに下るようになる。道が石畳になると湯坂城跡は近い。いったん石畳が終わると湯坂城跡に着く。説明看板がなければ気が付かずに通り過ぎてしまいそうになるところだ。湯坂城は小田原城の出城として北条氏が設けたもので、じっくり観察すれば空が発見できるだろう。

    箱根湯本駅

    湯坂城跡から5分ほどのところに「湯本まで20分」という道標がある。このあたりから石混じりの道になるので、滑らないように注意しよう。再び石畳になるが、雨上がりの時などは脇の土部分を歩いた方がよさそうだ。ただし、木の根などを踏むことのないように注意したい。石造りの階段になると国道1号を走る自動車の音が聞こえてくる。国道沿いの登山口に下りたら右へ行く。

    登山口脇に建つのは天然温泉ご入浴休憩処和泉という日帰り入浴施設。その前を道なりに歩けば箱根湯本駅だ。

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