静岡県内は2日に続き、8日から9日にかけても大雨が降り、地盤が緩んでいるところもあります。台風3号が北上していて、今後の雨が気になります、小塚恵理子気象予報士の解説です。
―台風や梅雨前線の動きは?
小塚 恵理子 気象予報士:
この週末は再び雨に注意です。まず台風の進路です。10日(土)・11日(日)とも動きはゆっくりで、沖縄から離れた南の海上を進みます。12日(月)・13日(火)の進路はまだ不確実ですが、県内への直接の影響はない見込みです。ただ、この間も梅雨前線は停滞しています。
週末は前線が少し南にありますが、台風の北上に伴って、再び暖かく湿った空気が流れ込み始めます。湿った空気の強さは台風2号の時ほどではないものの、前線の活動がまた活発になりそうです。
―雨の予想は?
小塚 恵理子 気象予報士:
10日午前10時頃から、海にある雨雲が上がってきます。昼頃からところどころ降りだしますが、範囲はまばらです。広く降り始めるのは夜遅くからで、11日は全般にしとしとよりはザーザーと降る雨で、降ったりやんだりです。12日・13日にかけても降る見込みで、たとえ強い降り方でなくても、長く降り続くため注意が必要です。これまでの雨で地面には多くの水分がたまっています。引き続き注意してください。