梅雨時期にエアコンの「冷房」機能を効果的に使うコツを4つご紹介します。
■1. 風向きは上または水平に設定する
冷たい空気は部屋の下に向かう性質があるため、エアコンの風向きを「下」に設定していると、天井近くに熱が滞りやすくなります。エアコンの冷房機能を使うときは、上または水平に設定すると、部屋全体を効率よく冷やすことができます。
■2. 設定温度は28℃がおすすめ
室内環境を快適に保つためには、室温を25~28℃に設定するのが理想とされています。[注1]
実際の室温と設定温度の乖離が大きいほど、消費電力もかさみますので、エアコンの設定温度は28℃にしておくのがおすすめです。
[注1]
東京都福祉保健局:健康・快適居住環境の指針― 健康を支える快適な住まいを目指して―[pdf]■3. 吹き出し口の下に物を置かない
エアコンの吹き出し口の下に家具などを置くと、風が遮断されて冷房効率が悪くなります。エアコンの吹き出し口付近にはなるべく物を置かず、風の通り道を確保しておきましょう。
■4. 室外機は日陰に置く
エアコンの冷房機能は、室内の暖かい空気を取り込み、室外機の中で冷やしてから、冷えた空気を室内に戻す仕組みになっています。そのため、室外機を直射日光の当たる場所に設置していると、冷房効率が下がる原因となります。
室外機を設置するときは、なるべく直射日光の当たらない日陰を選ぶようにしましょう。すでに室外機を設置していて、動かすのは難しいという場合は、すだれや日よけを使って日光を遮断するのもひとつの方法です。