総務省消防庁では、「夏期における熱中症による救急搬送人員の調査」を行っており、通例5月1日を含む週から実施し、今年度の調査については4月25日から開始しています。
通年、 熱中症で搬送される方の数は、7月から8月にかけてが最も多く、年間では5万人から10万人に上ります。清々しい5月でも全国で1000人以上もの方にが毎年熱中症で搬送されていて、体力に自信があるランナーでも、体が暑さに慣れていない中でのランニングは大変危険です。
まずは、運動しても大丈夫なレベルの暑さなのかを調べることが大切です。
tenki.jpでは、
熱中症情報を提供していますので、これからの時期は、ぜひ運動前にご確認ください。日本体育協会では、暑さ指数が21℃以上になると、スポーツ時の熱中症の死亡事故が起こる恐れがあるとしています。「注意」と表示される日には、熱中症に十分注意し、運動に慣れている方も、少しいつもよりペースを落としたり、距離を短めにするなど暑さを考慮した走り方で様子を見て、控えめに行うようにしましょう。
軽めの運動で、暑さに体を慣らしていくためには、無理をせずに少しずつ続けて行うことが必要です。体が暑さに慣れるまでには個人差があり、数日から2週間程度かかるため、本格的な暑さになる前の今、早いうちから無理なく、習慣づけておくのがベストです。