例年、9月10日ごろから12月10日ごろにかけて活動が活発化するおうし座流星群。おうし座流星群は、流星が四方八方に流れるその中心となる「放射点」が南と北に分かれており、それぞれ南群・北群と呼ばれています。
■おうし座流星群2024の見頃
今年のおうし座流星群の観測は、それぞれ下記の時間帯がおすすめです。
★おうし座流星群「北」は、11月13日未明~明け方
★おうし座流星群「南」は、11月5日~6日の夜
■根拠①「極大」
おうし座流星群は、例年9月から12月にかけて活動が活発になり、
おうし座流星群「北」の極大(天体活動のピーク)は、11月12~13日頃
おうし座流星群「南」の極大(天体活動のピーク)は、11月5~6日頃
と予想されています。
■根拠②「月明かりの影響」
天体観測には、月明かりの無い真っ暗な夜であることが望ましいです。
しかし、「北」の極大のタイミングである11月12~13日の夜にかけては、13日未明まで月明かりの影響を受けることになります。
ただ、「南」の極大のタイミングである11月5~6日の夜にかけては、月が昇らないため観測条件は一晩中良好と言えるでしょう。
■根拠③「放射点」
流星群の流星が四方八方に流れるその中心となる点のことを「放射点」と呼びます。
おうし座流星群「北」の放射点は、12日17時頃から昇り始め、13日0時頃に最も高度が高くなる見込みです。
おうし座流星群「南」の放射点は、5日17時頃から昇り始め、6日0時頃に最も高度が高くなる見込みです。
■1時間あたりの流星数
最高の条件で観測できた場合、「北」も「南」も1時間に最大で2,3個程度の流星が観測できる可能性があります。今年はおうし座流星群「南」のほうが月灯りの条件が良いため、観測にはおすすめです。
ただ、おうし座流星群の活動のピークは非常になだらかですので、極大の前後数日間にも観測のチャンスがあります。地域ごとの
星空指数もチェックしつつ、好条件のタイミングを狙って観測してみてください。