東北にさくらを植えてきました(植樹のご報告)
2012年05月18日
「春を報(しら)せる百円桜プロジェクト」にて、皆様からお預かりした募金を、桜の植樹に役立てさせていただきましたので、ご報告いたします。
第1回目の植樹となる今回は、宮城県東松島市矢本上沢目への植樹を行いました。
東松島市の矢本は、古墳時代から奈良・平安時代まで使用されていた「矢本横穴墓群」という古墳群で有名な場所です。
最寄り駅はJR仙石線の陸前小野駅なのですが、震災以降、仙石線の高城町~陸前小野区間が運転見合わせとなっているため、松島海岸駅から代行バスで向かいました。
よく晴れて、植樹には最適なお天気でした。
周辺にお住まいの30名程の方にお集まりいただき、植樹授与式が行われました。
こちらは、鹿妻2区長の石垣様に苗木をお渡ししている様子です。
植樹はまず、植え穴を掘ります。次に植え穴の中心に添え木を立てます。この添え木に沿わせて苗木を植えることは、想像以上に難しく、少し苦労しましたが、用意した30本はしっかりと植えることができました。
植えた桜は、シダレザクラ15本、ソメイヨシノ15本。歴史のあるこの矢本の地を桜で彩ることができることを嬉しく思います。
添え木は、植えたばかりの苗木が強風などでゆすられて倒れてしまったり、せっかく新しく伸びた根を切ってしまったりしないように、自分自身で支えられるようになるまで成育を補助するものです。
わたしたちは、今回植樹した桜の生長とともに 被災地への支援と復興について長く考えていきたいと思います。
満開の桜を咲かせると、とてもきれいな桜の並木道ができるでしょう。歴史ある古墳群と合わさって、桜の名勝地になれば、と願っています。
今後も桜の植樹活動を進めて行く予定ですので、よろしくお願いします。